新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

早い早い

2016年11月30日 23時08分28秒 | 写真と俳句

 早くも十二月。

 年が明けてから十一月いっぱい、私は何をしてきたろうか。

 そんな思いで振り返ったら、反省しなければならないことが、次々と思い浮かんでくる。

 誰もそうなのだろうか。

   雑貨屋を覗く犬ゐて十二月  ひよどり 一平 

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残されて

2016年11月29日 01時11分17秒 | 写真と俳句

 柿の老木に実がひとつ。

 木を守るため、一つだけ残された柿の実なのだろうか。

 人身御供の姿にも見えるし、闘う勇姿にも見えるが、猛々しさはない。

 なんとも淋しいなァ。

    残されて夕日まばゆき木守り柿    ひよどり 一平

    

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デュエットが不得手

2016年11月27日 21時57分38秒 | 写真と俳句

 カラオケは大好きです。

 仲間たちと唄うのは楽しい。

 「一人カラオケ」にも嵌まっています。

 10曲でも15曲でも、好きな曲を好きなだけ唄えて、ストレス解消には何よりです。

 レパートリーは広くありません。いいえ、むしろ狭い。

 主に「昭和演歌」。つまり、年齢相応といったところでしょうね。

 しかし、デュエットは苦手。いいえ、嫌いなわけではありません。あまり唄っていなかったのです。

 セクハラと言われた時代でもあり、職場関係の女性と唄う機会はなかった。

 さらにもっとズバリ言えば、もてなかったのです。

 だから、好きなはずなのに苦手。

 デュエット曲を唄うためには、お相手探しから始めなければならないのです。

 でも、望みを捨てておらず、密かに勉強をしています。

 ひょっとしたら、そのお相手と密かにお勉強中かもしれませんね。

 なにしろ、「眠ったフリや死んだフリの得意な」昭和一桁世代なのですから………。

    この先を流れに委ね枯落葉   ひよどり 一平

 

 

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節酒を緩め

2016年11月27日 00時42分50秒 | 写真と俳句

 過日は定期検診。

 「至極いい状態ですよ。このまま頑張ってくださいね」 

 主治医先生のありがたい「お言葉」。

 「はァ・・・」 

 いつもなら嬉しいはずなのだが、さほど嬉しい言葉として受け止められなかった。

 「長生きは罪悪だ」と思っているわけではない。しかし、「褒められた話でもなさそうだナ?」と思ってしまう私がいる。

 社会福祉予算の増大や、老人医療の国家的課題は、私なりに理解しているつもりだし、それだけに肩身も狭い。

 ましてこの頃、「80歳以上老人の交通事故多発問題」がある。老人の運転はまるで犯罪扱いだ。

 時折、「天真爛漫に食べて死んだ亭主のハナシ」や、「豪快に飲みまくった酔客のハナシ」なんぞを聞かされる。

 話しているほうは、悲しがったり口惜しがったりしていない。むしろ誉め讃えかつ懐かしがっているのだ。

 聞かされる側の私としては、「飲めず食えず」の日常なので、なんとも肩身が狭い。ちっぽけな自分が無惨にもむき出しだ。

 親しかった旧友の幾人かは、家人や友人たちの諫めに耳を貸さず、豪快な晩年を送り、60歳代であっさりと死んで行った。

 その後の遺族たちは、むしろ快適な日々を送っている様子。

 「一日に酒何合」とか、「塩分は一日何グラム」なんぞと言っているわが生活のなんと惨めなことか。

 しかもそれが、国の財政を苦しめ、交際範囲を狭め、家族の生活を窮屈にしているのだとしたら………。

 こんなこと、誰にも理解してもらえない老人のチッポケな愚痴。

 「生きていていいですか?」 ギリギリのところかもなァ~

 それほどなら、いっそ医者にかからずに死ねばいいのだが、それはまた臆病でできないというお粗末なハナシなのだ。

 昨夜は友人たちとのイッパイ会。

 いつもの「酒の制限」を、ほんの少しだけ緩めて飲んだ。

 ヤッパリ酒はうまいなァ。

   ほんのわずか節酒を緩め神の留守   ひよどり 一平

 

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思いのほか

2016年11月24日 21時45分56秒 | 写真と俳句

 昨日のテレビは、今日の大雪を予報して、大騒ぎ。54年振り雪だとか。

 「持ち合わせの服の中で、もっとも温かいものを着て行け」

 そんなことまで言っていた。

 さァ大変。わが家も昨夜から大緊張。

 朝、予報通りに雪となっていたが、大降りではなかった。交通機関もほぼ順調であった。

 写真は外出先近傍の小さな公園。落葉がみぞれに打たれ、無惨。

 雪は上がっていたが、落葉がとても印象的。

   あはれやな踏まれし今朝の濡れ落葉    ひよどり 一平

 

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