透明とはかかるものかな枯木立 ひよどり 一平
(とうめいとはかかるものかなかれこだち)
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ここにもまた音のない透明な世界があった。
寒さの苦手な私だが、このような音のない透明感には強く惹かれる。
寒気によって、身も心も洗われる気がするのだ。寒がりの私には珍しいこと。
こんな時、風邪を引かなければホンモノなのだが、そうはいかない。
たまたまこの日は風邪を引くようなことはなかった。気合を入れたからかも知れない。
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そう言えば、コロナ騒ぎ以来、私は風邪を引いていない。風邪を引けば「コロナか?」と疑われるかも知れないので、とにかく「安全、安全」で生活している。それだけひ弱になっているかも知れない。
コロナが治まったら、多少の乱暴もしてみようとは思っている。
いや、もはやそんな度胸は無いかも知れない。