新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

撮影会余話

2008年11月25日 07時58分45秒 | 身辺雑記

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 勤労感謝日の一昨日、銀座で撮影会があった。

 モデルは色白な若い女性が一人。カメラマンが10人だったので、落ち着いて撮影出来た。

 写真の出来映えは別として、とても楽しい時間だった。

 男性の一人は、隻腕カメラマンであった。右手がなく、ブルゾンの右腕部分は、折られていた。

 つまり左手一本で、巧みにカメラ操作をしているのだ。見事だった。

 昼食時、私は隻腕氏を食事に誘った。

 Sさんという彼は、私よりも5歳年下のプロカメラマンだ。

 3歳の頃、鉄道事故で右手を失ったのだという。

 しかし、もの心つく前からのことなので、不自由さは感じたことがなかったとのこと。知恵が身体の動きを創っていったということなのだろう。

 カメラも左手だけで、巧みに操作していた。ただし、15センチ程度の小さな三脚をつけていた。

 シャッタースピードが1/60秒以下であれば、ブレの問題はないと力説していた。

 もとよりプロの言葉だから、説得力十分だった。

 手が震えるの、腰がふらつくのと言い訳の多かった私自身、とても恥ずかしくなった。

 私にはまだまだ努力の余地がある。努力をすれば上達するかもしれない。

 大いにフアイトが湧いた。

 Sさんは、12月下旬にアメリカへ行き、そちらで定住するのだそうだ。

 勇気づけられた撮影会であった。

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コメント (16)
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