今年の四月、病気のためにぼろぼろになりかけた自分を感じました。
端緒は私の不注意。防ぎ得た病気だったと思います。
以前なら、こんなにまでは毀れなかったはず。
やはり加齢が問題の一つ。「歳には勝てないなァ…」というのが実感でした。
かつて「人生五十年」と言われていましたが、この頃、寿命の延びること延びること。
「少子高齢化の急速な進展により、国家財政は破綻に向かっている!」などと叫ばれると肩身が狭いやら情けないやら……。私ひとりが悪いわけではないのに。
高齢化は体力の向上と医療の進歩。
少子化は……。いろいろな背景が絡んでいそうです。この問題は複雑だ。われわれ世代にも、反省すべき点はあったように感じています。
今、消費税アップが大問題となっています。根底にある問題の一つに高齢化があるのかと思うと、なんとも複雑な気持ちとなります。
65年前の私は、「特攻隊員になって死ぬ!」と決心していた愛国少年でした。しかし今は、「憂国超老年」となって、立ち往生している始末です。
まさか自死を選ぶわけにも参りません。
竜天に登り余命は埒のそと 鵯 一平
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