新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

声を忘れた

2021年02月25日 18時12分01秒 | 写真と俳句

    料峭やわが濁声の忘れがち    ひよどり 一平

   (りょうしょうやわがだみごえのわすれがち)

    ・・・・・・・

 春めいては来たが、「外出しよう!」という行動力にはつながらない。

 あくまでも私自身の気分の問題だ。

 栃木県足利市のほうでは、大きな山火事で避難騒ぎとなっている。

 山に入った人が焚火をしたとか。折からの強風によって、枯草や枯れ木に移ったのだろうか。迷惑なことではないか。

 そんな映像をテレビで眺め、私の時間が過ぎて行く。

 家の中ではほとんど言葉を発していない。結果として、自分の声も聞いていない。

 子供たちからの電話は、すべて家内。私への用事も、家内経由だ。

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鳩の影

2021年02月23日 20時40分40秒 | 写真と俳句

    春めくや啄む鳩の小さな影     ひよどり 一平

   (はるめくやついばむはとのちさなかげ)

   ・・・・・・・

 春先の鴉や鳩の影が好きだ。

 春先の鳩は活発ではなく、影をしっかり見せてくれる。

 望遠レンズで撮ればいいのだが、何しろ重いので標準的なレンズで撮った。

 つまり、上手く撮れていない言い訳をしている。 

    ・・・・・・・  

   麗らかや鳩が動けば影もまた       ひよどり 一平

  (うららかやはとがうごけばかげもまた)

 面白くもない五七五と言うかもしらない。

 しかし私としては、それなりに面白さを感じて作った。似かよった句があるかもしれないが、真似て作ったわけではない。

   ・・・・・・・

「とうとう老耄に入ったか」と、思われるかもしれないが、今さらの老耄ではない。老耄とはとうの昔から馴染んでいる。

 敢えて言えば、新型コロナの所為だ。

 あれほど好んでいたカラオケだったが、すっかり遠くなってしまった。

 どうしたものだろうか。

 

 

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遠い思慕

2021年02月21日 19時10分17秒 | 写真と俳句

    梅咲くや老人にふと遠い思慕     ひよどり 一平

   (うめさくやろうじんにふととおいしぼ)

    ・・・・・・・

 咲いた紅梅を見た折、やや反射的に、「そう言えば、あの娘はその後どうしたかなァ」と、かなり遠い昔を思い出したりする。

 遠い昔のことであるから、心にはなんの動揺もなく、狼狽することもない。

 「あの娘と言ったって、既に古希は過ぎているはず」と、米寿近い私は渋い顔。

 果たしてこんな俳句が通用するかどうか。米寿近いからこそ臆面もなくアップするのかもしれない。

   ・・・・・・・

 前触れなしに遠来の友。しかも夫妻揃ってのご入来だ。

 この友が現れるとひと騒動なのだが、今度はそんなこともなかった。

 やれやれ・・・・・。

   梅咲くや前触れなしに友夫妻   ひよどり 一平

  (うめさくやまえぶれなしにともふさい)

   

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土着の匂ひ

2021年02月20日 10時46分11秒 | 写真と俳句

   金縷梅に土着の匂ひなかりけり   ひよどり 一平

  (まんさくにどちゃくのにおいなかりけり)

    ・・・・・・・ 

 この植物の名前を聞いて、「まんさく」と教えて貰ったとき、「万作」とでも書くのだろうかと思った。

 ところがなんと、金縷梅(まんさく)という名前であることを知って意外に思った。

 その後、命名の由来を聞いていないが、落ち着かない気分でこの花と接している。 

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そうなればなったで

2021年02月18日 10時04分45秒 | 写真と俳句

     とつおいつなにかを思ひ残る鴨    ひよどり 一平

    (とつおいつなにかをおもひのこるかも)

       

     ・・・・・・・

 体調が勝れないと、思考がちゃらんぽらんで纏まりがない。

 従って読書もちゃらんぽらん。読む傾向に一貫性がなく、しかも飽きっぽくてすぐに投げ出す。泥沼にはまったとはこんなことか。

 こんな状態から抜け出す方法は、やはり読書だ。手当たり次第に読むことだ。

    ・・・・・・・

 今日は如何にも春らしい暖かな日だ。梅園の梅は私を待っていてはくれない。

 が、そうなればなったで、来年の梅を待とうではないか。

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