新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

不公平の極み!

2008年11月21日 06時09分20秒 | 身辺雑記

 ここまでうら淋しくなっているのに、これでもか!とばかり、毎日抜け毛。

 朝は枕に必ず幾本かが落ちている。長い毛髪は、すでに僅か。しかし、今もってこの仕打ちだ。

 世の中はなかなか平等にはいかない。そうは思うが、ここまで踏みつけにしなくてもいいではないか!

 誰かとか誰かは、顔の作りがいい上に、髪の毛もしっかりと頑張っている。

 それに反して、私のこの実態は何としたことか。

 平静を装ってはいるが、内心の憤りは凄まじい。

 私は頻繁に床屋へ行く。

 淋しい髪の毛なので、行かなくてもいいのだが、カミさんが喧しい。

「年寄りなんですから、頭くらいはチャンとしなければ……」

 考えるまでもなく、これは妙な論理。淋しくなった頭は、すでにチャンとなっている。飾りようがない。

 しかし、従順な私のこと、セッセと床屋通い。もちろん、床屋の若奥さんが美人であることも理由の一つ。これは内緒のこと。

 しかしこの美人、髪の毛の分け方が、私の意に添わない。

 もっと内側に分け目を入れてほしいのだが、どうしても少し外側に分け目を入れたがる。

 髪の生え方から言えば、外側の方が整えやすい。毎朝の作業が簡単なのだ。

 見習いの若いお兄ちゃんが、時々私を練習台に使う。占めたとばかり、分け目を内側に入れてもらう。

「よし、これでいい!」 

 ところが、若奥さんは直ちに修正する。

「もっと内側にしてよ」 私は控え目に抗議する。

 しかし、一向に聞いてくれない。

「いいえ、隠せるところは隠したいですから。フフフ・・・」 

 なんと愛情溢れたセリフではないか。もはや抵抗はできない。

 やはり世の中は不公平。格差があり過ぎる。

 今や憂鬱を超越した毎日である。

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コメント (24)
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