新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

生きた矜持

2008年11月05日 07時09分40秒 | 写真俳句・エッセー

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あるがまま生きたる草の今枯るる

 傍若無人とも言える勢いのセイタカアワダチソウが、すでに枯れ始めた。

 キク科アキノキリンソウ属の多年草で、北アメリカ原産だそうだ。

 どのような経緯で日本に移入してきたのだろうか。今はもう、到るところで繁茂し、黄色い花を咲かせている。

 そのセイタカアワダチソウも、秋が深まってくれは、さすがの猛威も衰えてくる。

 衰えてはきても、崩れるように朽ちるわけではない。もちろん、立地条件にもよるのだろうが、背筋を伸ばしたまま枯れている。

 寒空に向かって、枯れ姿を突きだしている。

 思いのまま生きた矜持が、その立ち姿に出ているのだ。

 果たしてこの私に、いかほどの矜持が残っているだろうか。
 

    あるがまま生きたる草の今枯るる   鵯 一平

 その根方付近に、背の低いセイタカアワダチソウが、小さな花を咲かせていた。

 輪廻転生。そんな言葉を思わせた。

 そうだ、やり直せばいいではないか。

「生きがいの創造」を思いだした。

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 この花、写真では同じ大きさにしてあるが、実物は枯れた花の1/10程度の大きさ。

 よく見れば、可憐だ。1本の茎から2つの花。寄り添うように咲いていた。

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コメント (22)
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