新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

わが故郷よ

2017年04月30日 01時06分33秒 | 写真と俳句

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 私の故郷は茨城県北部の太平洋側で、わが家から車でたかだか200キロ弱程度のところ。

 だが、この頃、マイカーで里帰りをしようとでも言い出そうものなら、周囲から反対の大合唱。

 高齢者による事故の多発以来はなおさらのことだ。

 当然のことながら、足が遠のいてしまう。

 小学校、中学校時代の旧友たちとも逢えなくなって久しい。

 しかも、先へ逝ってしまった友もいて、この上なく淋しいこの頃だった。

 昨日、同級生(M.K君)の娘さんにご苦労を願って、久しく話ができなかった同君と電話で話ができた。

 今日の写真は、その娘さんが送ってくれた故郷の海。朝の5時30分に撮影したもの。

 そうそう、これが「おれの海!」だ。

 M.K君父娘に感謝しつつ、その写真をアップした次第。

   春暁の太平洋よ故郷よ  ひよどり 一平

 

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少年だった

2017年04月29日 07時12分24秒 | 写真と俳句

 郊外へ出れば、すかんぽが生えている。

 そんな原っぱや道が大好きだ。

 すかんぽと遊んだ頃の私は、アメリカ軍の空襲や艦砲射撃から逃げ廻るだけの少年だった。

 しかし内心では、「飛行士になって、国や母や妹を護ろう!」と、切に密かに思っていた。

 つまり、立派な軍国少年だった。

 すかんぽが生えている道を行けば、今でも、軍国少年だった私を思い出すことが出来る。

   すかんぽや名を呼ばるるは空耳か   ひよどり 一平

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風光る

2017年04月28日 09時22分38秒 | 写真と俳句

 返事は早いほうがいい。

 だが、なかなかそうとばかりは行かない。

 よく、「悪い返事は早く、いい返事は多少遅くとのいい」という話を聞く。

 そんなことはない。諾否によらず、返信は早いに限る。

 と、わが身を責めていたら、こんな句ができた。

    応諾の返信早し風光る   ひよどり 一平

    

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躍る背鰭

2017年04月27日 11時32分42秒 | 写真と俳句

 豊洲市場問題、森友学園問題、北朝鮮問題などなど、うかうかしていたら、春が深まり夏が見えて来てしまった。

 その間、暖かかったり寒かったり………。

 風邪気味になったり、本当に風邪をひいてしまったり。

 たかだか八十余歳。森羅万象に喝を入れて貰いながら、季節を追いかけようと思っています。

 立夏は5月5日。暦の上では、間もなく夏です。

  黒々と躍る背びれや春深し   ひよどり 一平

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事情は知らず

2017年04月26日 08時16分49秒 | 写真と俳句

 あれほど騒々しかった池が、静寂を取り戻した。鴨たちが帰って行ったのだ。

 残っている鴨は数羽。どんな事情があって残ったのだろうか。

   残り鴨片足立ちで杭の上   ひよどり 一平

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