「中国、首脳会談を拒否」という文字が、各紙の一面で躍った。
ベトナムを訪問中の菅首相と温家宝中国首相による首脳会談が、会談の直前になって、突如中止となった。中国側の一方的な拒否であった。外交上の異例の仕打ちと言っていい。
中国側の発表によると、「日本側が首脳会談の雰囲気を壊した。責任は日本側にある」と発表している。当面、会談の予定はないとのこと。
慌てたのは日本側だ。尖閣問題が落ち着き始め、やっと首脳会談の運びとなった矢先だったのだ。
なぜそのような事態となったのか、日本政府側は、「分からない、分からない」と慌てている状況。もちろん、「尖閣諸島問題」が根幹にあることは間違いあるまい。
もうこうなったら、慌てることはない。首脳会談は手段であって目的ではない。首脳会談を開くことに汲々とし、日本国の矜恃と領土問題の主張を貫いてほしいものだ。
はてさて、菅総理や仙谷官房長官にその覚悟があるかどうか?
彼らを初めとする菅内閣に、いかなる国家像や国家観があるのか、私はいささか不安を感じているのだ。心配で、心配で仕方がない。
中国という國は、「中華思想」に凝り固まっている一党独裁の國であること、くれぐれもお忘れなく。
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