着ぶくれてなほ血気あり他所の猫
(きぶくれてなおけっきありよそのねこ)
・・・・・・
あちらこちらで見かける猫だ。住所不定らしい。
猫は猫なりの目的があるらしいが、此処では良し悪しを問わない。
良し悪しは問わないが、私にとっては至極目障りなので、見れば追い払うことにしている。
猫も追われることを承知しているので、私を見れば姿を消す。
着ぶくれてなほ血気あり他所の猫
(きぶくれてなおけっきありよそのねこ)
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あちらこちらで見かける猫だ。住所不定らしい。
猫は猫なりの目的があるらしいが、此処では良し悪しを問わない。
良し悪しは問わないが、私にとっては至極目障りなので、見れば追い払うことにしている。
猫も追われることを承知しているので、私を見れば姿を消す。
冬の夜や替はりばんに友の声 ひよどり 一平
(ふゆのよやかわりばんこにとものこえ)
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またまた体調を崩し、鬱々として食欲もなかった。
そんな夜、「はらわたの会」の友人たちから電話があった。
一イッパイ呑んでいる席かららしく、「かわりばんこ」に友の声が聞けた。東京駅付近の席で、呑んでいたらしい。
とても嬉しかった。
常ならば、私も参加していたものを!と思い、残念でならなかった。
またほかの友人からも、「ブログ」が滞っていることで、叱咤・激励の電話があった。
そうだ、そうなんだ!
今、こんなことで、へこたれてはいけなかったのだ!
今夜はこれで寝るとしても、明日からはキリっと動きたい。
無造作に大根二本抜かれあり 一平
(むぞうさにだいこんにほんぬかれあり)
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散歩途中のこと。
家庭菜園の大根が二本、無造作に抜かれてあった。
畑の主や大根の主の姿はなかった。
???
怪訝に思ったが、私は予定の散歩を急いだ。
帰路の道すがらその辺りを通った。先ほどの大根二本はそのまま。
そのあたりに人の姿はなかった。
岩砕く波音遠し石蕗の花 ひよどり 一平
(いわくだくなみおとたかしつわのはな))
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写真は五浦海岸で撮った石蕗(つわぶき)の花だ。
五浦海岸には、今は亡き弟の案内で訪れた。
断崖の上の石蕗の花だったが、苦心して撮った一枚だった。
その2,3年後、弟はガンに侵され、帰らぬ人となってしまった。
健康にあれほど留意していた弟が先に逝き、病気がちながらも、乱暴な生活態度の私が残っているのだから、なんとも判らないものだ。
病む我の生くる心や帰り花 ひよどり 一平
(やむわれのいくるこころやかえりばな)
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病気なんぞに敗けてたまるものか!
と、常に心は大いに盛んなのだが、実態はなかなか。
やれやれ無理は出来ないなァ、とぼやいて終わりだ。