ここのところ、尖閣諸島に対する中国の動きは度を越している。
しっかりした工程表に従って、一歩一歩を進めてきているに違いない。
迎える日本は、いかなる対応策を考えているのだろうか。
NHKの報じているところによれば、安倍首相はオバマ大統領との日米首脳会談において、「集団的自衛権の見直しを加速させる」と伝えるとか。
本当だろうか?安倍首相は、そこまでハラを固めてのだろうか。
自分を守るのは自分しかいない。
しかし多くの日本人は、もともと「日本は攻められない」と思っている。
「平和憲法を掲げていれば、他国は日本を攻めて来ない」と、思い込んでいる人たちが多い。
「その上、日米安保条約があるのだから、他の国が攻めて来るはずがないではないか」
まさに幼児のままだ。
「自分の国は自分で守る」のは、当然の権利だし義務でもあるはずだ。その気概があってこそ独立国なのだ。
「自分の国は自分で守る」という大原則に立った上で、「共に戦おう」という話にならなければおかしい。
「共に戦おう」が安保条約だ。
「共に戦おう」というのであれば、集団的自衛権の行使は当たり前。
蒼天を突く裸木の矜恃かな 鵯 一平
今年の冬は寒い。
去年も一昨年も、同じようなセリフを言っていたような気がする。
が、しかし、矢張り今年の冬は寒い。
テレビの気象予報士は、もっともらしく何やらの理屈を並べてくれているが、私にとってそんな解説は意味をなさない。寒さをもたらす背景を聞いてみても、私には解決の手立てはないのだ。
偏西風とやらが蛇行して、大きな寒気団が南下しているのだそうだ。
こんなことを言って八つ当たりをしていても、寒さから解放されるわけでもなく、暖を得る秘策を求められるわけでもない。単にボヤキに過ぎない。
これから外出。ご帰還は夕方となる。
よろよろ歩いて、突き飛ばされないようにしよう。
うしろすがたのしぐれてゆくか 山東火