鳩山内閣が動き始めた。
鳩山総理は、夫妻揃って国際舞台へ。
いろいろな感想もあろうが、結果は見てのお楽しみだ。
過去のファーストレディで、幸夫人ほど華麗にデビューした例は記憶にない。
敢えて露出過剰とは言わない。彼女の企画ではなく、マスコミの演出なのだろう。
国際舞台における鳩山演説も、まずは無難に済ませたようだ。
温暖化ガスの25パーセント削減について、今後の国民生活にどのような問題を残したのか、今ははっきりとしていない。ただ、外国が絶賛したとすれば、日本国には厳しい話となるのだろう。
核兵器廃絶については、我が国にとっての悲願だ。ぜひ実現してほしい。しかし、実行するのは核保有国だ。日本が積極的にかかわるとしたら、また金を出さされることになる。妙な話だなあという思いは残る。
国内問題でも、積極的に動き出した。
「マニフエストにあるから……」という根拠で動かそうとしても、そうは行かないのではないか。
八ッ場ダムの工事中止にしても、個別問題として説明の責任がある。
「工事中止を掲げたマニフエストを、みなさんは支持してくれたのです。あとは実行あるのみです」 と言っても、それではうまくは運ばない。
各大臣が勇ましく動き始めた。大いに期待している。
気になることもないではない。天下りの問題だ。57年前から論議し、かなり進行している工事を止めるくらいなのだから、組閣直前に行った天下りの一連人事は、当然ストップしてしかるべきだと思う。動きが見えないが、どのようになっているのだろうか。
年金機構の長官や西川社長についても、興味のある問題だ。
「滑り込み天下り」の具体的な阻止は、ダム工事の廃止より、よほど簡単ではなかろうか。
その後、説明がありませんねえ。
小沢幹事長の肥大した権力についても、国民の懸念はあるはずだ。
衆院選では、民主党が圧勝した。それは事実だが、民主党自体に対する支持だけではなかった。自民党に対しての嫌悪感のはけ口として、民主党を選んだ意味合いも大きい。
今はハネムーン。3ヶ月は、マスコミも叩かないのが通例だそうだ。
一部の週刊誌やスポーツ紙を除き、新聞もテレビも、大きな批判がしていない。
しかし、年末には、溜まったストレスが、ドンと吹き出すかもしれない。
内部の矛盾についても、是は是、否は否として処理し、政権運営に当たってほしい。
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