2012年統計における男性の寿命は79.55歳。女性は86.30歳。
女性は男性よりも7年ほど多く生きられることとなる。
「7年も多く楽しめる」と思うか、「7年も多く苦労させられる」と思うか、なかなか意味深い数字なのだ。
病床に伏せっていようとカラオケに興じていようと、医師の志望宣告がなされない限り、「死」とはならない。それが平均寿命の統計なのだ。
健康寿命という統計もある。「日常生活に支障がない」状態を健康と言うらしい。
2012年統計における男性の健康寿命は70.42歳。女性は73.62歳だ。
この統計から言えることは、男性の不健康な期間は9.11年で、女性の期間は12.68年。
つまり、ざっくりと言えば、女性は長生きするのだが、不健康な年数は男性よりも3年ほど長くなる。きっと、男女を問わず、高齢になるほど不健康になるということなのだろうと思う。
などと、知ったかぶりで数字をひねくって見ても、自分のことは分からない。これはとても幸せなことに違いない。
常命は知らぬが仏天高し 鵯 一平
あれほどの酷暑を極めた夏。しかも、暑さはしばらく居座った気配だった。
一転、連続して台風が襲来し始める頃、急に秋の足取りが速まった。
しかも、台風は各地に大きな爪痕を残した。
地球温暖化のせいで海水の温度が高く、台風が次々と発生し、しかも強大化の傾向だ。伊豆大島では、大雨による山津波によって、多くの死者、行方不明者が出てしまい、探索も捗っていない。
間もなく11月だというのに、今週末にも2個の大型台風がやってくるのだそうだ。
気が重いのはお天気ばかりではない。アベノミクスがどのようになるのかも、大いに気になる問題だ。まだまだ日本経済は、長いデフレのトンネルから抜け出せずにいる。若い人たちの就職問題も大いなる懸念事項だ。
安全保障問題だって、気にすればキリがない。中国や韓国の度を外れた反日姿勢には呆れる。それぞれの国の体制側が、自己保身のために行ってきていた反日姿勢だったようだが、今や国民の意識を根本から変えてしまった。反日を唱えていれば、誰も傷が付かずに気晴らしができる。こんないいことはない。
安倍内閣でなかったら、屈辱的な事態に追い込まれていたかも知れない。
自分の健康問題だって万全ではない。もっとも、平成22年度における日本人男性の平均寿命は、79.59歳だそうだから、なんのかのと言いながら、ほぼ平均寿命までは生きている。その点私は、全てのものに感謝、感謝だ。
平均寿命まで生きられればいいかと言えば、必ずしもそうではない。せめて東京オリンピックまでは生きたいと思いはじめた。
つまり、欲にはキリがない。だから、幾つになっても、惑いから逃れられないのだ。
家中の灯りを点けて我が秋思 鵯 一平
今朝の空は、素晴らしく青い。
朝は涼しく感じられたが、風がないせいか、昼頃には暑くなってきた。
生まれて間もないころから一緒に住んでいた息子と孫が、東京で父子生活をはじめてから、すでに6年。今年は小学校3年生だ。年月はあっという間に過ぎて行く。
3歳のころまで我が家にいたので、そのころに使った玩具が、まだ沢山残っている。整理しようと思いながらも、踏ん切りがつかなかった。
この頃になって、やっと整理し始めた。捨てようと思っても、また元に戻していたのだが、今朝になって、はじめて幾つかの玩具を捨てた。
その玩具たちには、いくつもの思い出が詰まっている。それらの思いでをも捨てるような気分になっていて、捨てられなかったのだ。きっとそうに違いない。
子育て時代にはどうだったのだろうか。そのあたりの記憶は残っていない。すべてをカミさんに任せっぱなしだったのだろうかと、ちょっぴり反省。
カミさんに対する申し訳なさもあるが、子育てという珠玉を手にしなかった愚かさを、今になって感じている。