昼顔は、朝顔と違って、諦めきった色で咲く。すでに行く末を悟ってしまった色だ。
生き方はいろいろあるのだから、まだまだ諦めないほうがいいのだろうに。
それとも、何か深い事情があるのでしょうか。
昼顔の諦め色で咲きにけり ひよどり 一平
昼顔は、朝顔と違って、諦めきった色で咲く。すでに行く末を悟ってしまった色だ。
生き方はいろいろあるのだから、まだまだ諦めないほうがいいのだろうに。
それとも、何か深い事情があるのでしょうか。
昼顔の諦め色で咲きにけり ひよどり 一平
品川において、第44回目の大汐会がありました。
ざっくり言えば、四十数年前、千代田区大手町のある職場にいた者たちのイッパイ会です。
その会は、原則として年一回のペースで懇親会を開いておりました。
一次会は、近況報告を中心にワイワイガヤガヤ。十分に発散しきれなかった者は二次会へ。
かなり疲れたので、残念ながら、俳句までは到達できませんでした。
昨日は仲間との月に一度のカラオケとイッパイ会。
友と逢えば、嬉しい。つい、はしゃぎ過ぎ。だから疲れる。
しかし、アルコール類の摂取については、かなり厳格に守っているつもり。
カラオケを歌うにしても、一人カラオケと比べれば、唄う曲数はずっと少ない。
それでも、疲れる。疲れは、「人疲れ」、「気疲れ」なのかも知れない。
写真は、よく行く植物園の「虎の尾草」。上手く撮れなかった。
団体行動の下手な植物で、勝手に動いている。
上手く撮れなかった言い訳に過ぎないし、ピンと来ない俳句の言い訳でもある。
今日もまた会合。40年以上も前、共に苦労した仲間たちとの年に一度の逢瀬だ。
ほどほどのはしゃぎで収まるかどうか?自信はない。
風来るを待たず虎の尾なびきけり ひよどり一平
気付いたら、耳の中で大音響。そいつは耳鳴りだ。
ジーンなのか、ジュワジュワなのか区別ができない。とにかく、とても不愉快。
蝉しぐれは煩いが、夜には入れば自ずと消える。
耳鳴りは消えることがない。それでいて、さしたる理由に気付かぬまま、いつの間にか消えている。
耳鳴りというヤツは私の身内なのか、それとも他人か。ひょっとして、私自身なのか。
なんの権利があって、わが耳に棲まっているのか。
そんなことを考えていたら、いつの間にか、耳鳴りが消えていた。
耳鳴りの棲まふ不条理夏あざみ ひよどり 一平
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私は睡眠が下手。下手というより、出来るならば寝ないでいたいと思っているタイプ。
しかし、病を得た友人を見て、つくづく考えさせられた。
健康は自分だけのものではなく、周囲の人達から頂いているものでもあった。
こんな生活が許されるはずがない。
現在、睡眠の大改革に取り組んでいる。いや、まァ、そのつもりになっている。
着所寝は蛍袋に限るべし ひよどり 一平
本来、着所寝なんぞはもってのほかなのですね。