昨日は衆院選が行われた。
台風の影響から、雨が降ったり止んだりだったが、投票率はかなり高かったようだ。
昨日は外出の用事があったので、私は期日前投票を行っていた。
午後8時で投票は締め切られ、直ちに開票作業に入った。
その直後から、民主党の圧勝が報道された。私は結果を見ることもせず、寝てしまった。
今朝の報道で、予想通り、民主党の圧勝を知った。
まさしく「政権交代」。鳩山由紀夫総理大臣が誕生する。
当選した民主党議員たちは、口々に、「国民目線に立った政治を行う」と言っていた。
そんなのは、民主主義として当たり前。その当たり前をあらためて口にするほど、いままでの自公連立政権はしていなかったのだろうか。
「官僚主導」、「新自由主義」、「格差の拡大」・・・。
そんな言葉で、自公連立政権が批判された。
国民は政権の交代を選択した。選んだのは国民だ。選んだ側にも責任はある。
国民の側に、新政権の運営を監視する義務がある。見続けていかなければなるまい。
鳩山政権には、憚ることなく、政権運営を行ってほしい。
破れた自民党にも、原点に立ち戻った再生の努力が必要だ。
「国民の目線」なんぞ、そんな歯の浮くような言葉は、民主主義の基本、当然のことだ。
自民党の他と異なる結党の理念の一つに、「自主憲法の制定」があったはずだ。
歴史認識と国家観の論議をふまえ、しっかりした「保守の旗」を建て直してほしい。
我が国にはかねてから、「保守」と「革新」の対立があった。
とかく「保守」を既得権益と誤解し、「革新」を「国民目線」と思いたがった。
ここで言う「保守」は、悪弊を改めつつ、日本古来の良さを守ることを意味している。
いまの日本には、独立自尊の心がなさ過ぎる。これでは国が溶解しそうではないか。
台風が首都圏を狙っている。窓の外は雨。一荒れがあるにちがいない。
颱風を待つ鉄塔に思ひあり 鵯 一平
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