古来から、不老長寿は人間の悲願でした。
しかし、どれほどの財宝を積んでも、購い求めることはできません。
もちろん、これは私の話です。
どんなに頑張っても、顔の皮膚はたるみます。
聞いた話では、顔の皮膚を引っ張ったり縮めたりする医術があるようです。でも、姑息な一次凌ぎに過ぎないのではないでしょうか。万有引力には逆らえません。
血圧を下げようとして、ウオーキングをしてみました。ランニングもしてみたのです。思うようには下がりません。結局、薬に頼ることになりました。
物忘れもひどい。
聞いたところでは、どうやら私だけのことではなさそうです。みなさんも同じらしい。少しはホッとしています。
聴力も衰えました。特に中間の周波数帯がひどい。つまり、人間の話し声付近が聞こえにくいのです。
高周波帯、つまり「ピッピッピッ」という電子音などは聞こえます。
離れた家でやっているアイドリング音も聞こえます。低周波帯が聞こえるということです。
私の書斎は2階にあります。「ご飯ですよー」というカミさんの声は聞こえにくい。
しかし、仏壇のお鈴の音は、高周波なので聞こえます。
わが家の朝食は、仏壇にご飯をお供えし、お線香を上げてから始めます。そのときのお鈴の音が、食事の合図みたいなものです。
嗅覚も衰えてきています。
「金木犀が咲いたわァ、いい香りねェ」と言われても、私はポツリと、「そうかい」と言うだけです。私は香りを実感していないのです。
感動を共感できない苛立ちが、カミさんにはあるようです。
こんな話が際限なく続きます。キリがないので止めることにします。
一つだけ得なことがあります。
聞こえないフリや知らないフリができます。これは私の都合次第で決められます。
これはたった一つの「加齢効果」です。
ただし、仕事場では活用できません。相手にされなくなるからです。
こんなボヤキを記事にしているようでは、ブログ友のみなさんからも嫌われますね。
今日は外出日です。
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