なぜブログを始める気持ちになったのか?
今になって振り返ってみて、必ずしも判然としていない。
「簡単にホームページが作れる」という謳い文句に、流行もの好きの私が、あっさりと取り込まれたのかもしれない。
平成19年4月のころだった。
その年の12月、二つのガンが発見され、暮れと正月にかけて、切除手術をおこなった。
「こんなことの繰り返しで、人は死ぬのかもしれないな」
あのころの私は、痛切にそうに思った。
せめてもの記念として、ブログ「ほろ酔い気分」を書籍化しようと思い立った。
出版されたのは、去年(平成20年)の9月だった。
ところが、死ななかった。ブログ作りに励まされた面があったようにも思う。
ガンの経過観察は続けているが、今のところ、再発の様子はない。
欲張りな私は、写真俳句ブログの「いのちの囁き」にまで手を広げた。臆面もない。
つまり現在は、二つのブログに追われている。
「追われている」と思うなら、どちらかを止めればいい。いっそ、二つとも止めてもいいのだ。
ところが、そのようにはならない。
二つのブログが漂っているのだ。強い意思とも言えずに、なんとなく漂っている。
しばらくは、このまま継続するつもりだ。
写真は、小川を流れている枯れ葉。もはや自分の意思ではない。ただ漂っているだけ。
晩年を生きる一つの形かもしれない。
別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。
ご覧いただけると嬉しいです。
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