最新の統計{平成24年度 厚生労働省)によると、日本人の平均寿命は、
男性 79.94歳 女性 86.61歳なのだそうだ。
私はすでに79歳だから、間もなく死ぬのかと言うと、統計上、そこは違う話となっている。
平均余命の考えを入れないと、いけないらしい。.
つまり、たとえば80歳の男性の平均余命は8.48年となっているので、くどく言えば、80歳の男性の場合、平均88.48歳まで生きるということになっている。
同様の考えで70歳の女性の場合、平均余命は19.45なので、89.45歳まで生きなければならないことになる。
まもなく80歳になる私は、あと8年は生きられるということになるらしい。
「生きられる」と考えるか、「生きなければならない」と考えるかの両方あるが、天の定めによって生かされていると考えれば、「生きなければいけない」と考えるべきかも知れない。
もちろん、これはあくまでも平均値のことであり、80歳の男性のすべてが88歳まで生きられるハナシではなく、今夜にでも死んでしまう人もいれば、20年先まで生きる人もいる。
されば私の場合となると、なかなか予測しがたい。私としての願望はあるが、願望どおりに行くとは限らないのが世の常だ。
若い頃から病気の総合商社だった私。だから、その点を考えれば、むしろ79歳まで生きられたことが不思議だ。
そんな私なので、余命が8.48あるからと言って、88歳まで生きられるとは考えにくい。
考えにくいとは思うが、本音を言えば、孫の結婚式までは生きたいと思っている。かなり厚かましい願望だ。なにしろ孫たちは、まだ10歳にもなっていない。
しかし、結婚式で歌う曲を決め、カラオケ教室で勉強を始めた。
教室の先生は、「それは結構ですねエ~」と言って笑った。そこまでは生きられないと思っているのに違いない。もちろん、それは極めて常識的なハナシなので、先生を責めるワケには行かない。
そのあとの先生のハナシがよかった。
「若い女性とラブラブになり、ジュエットを歌えば若返りますよ」
なるほど、それはそうかもしれないナ。頑張ってみようか!
そのカラオケ教室は続けられそうもない。教える方と教えてもらう方のアンマッチ。この私に、「長淵剛」式で歌えと教えられても、テンから無理なこと。
写真は我が家の槙の枝で脱皮した蝉の抜け殻。(撮影は昨年)
数年以上も地下にいて、脱皮してから1週間ほどの寿命なのだとか。なんともはかない命ではないか。