昨晩、東京都内の某所で、「Hの会」があった。
「H」とは変態の「H」ではない。「はらわた」の「H」だ。似通った「はらわた」を有している者同士が折々集まって、まさに「はらわた」を見せ合って放談しようという主旨。なぜか私が最長老だ。
昨晩は10人弱が集まった。ほとんどが現役を退いているせいもあって、話題は多分野に及ぶ。
「料理」の話題になった。おおかたは何やらやっているようだ。
「ところで、親分は何ができる?」と、私が詰問される形となった。もっとも回避したい問題だったが、答えないわけにはいかなかった。
「えーっと、お粥が炊けるし、納豆は簡単だ」と、しどろもどろ。
「買い物はできますか?」
「それはできるさ!メモを見ながら買えばいいんだから………」
「品物の良し悪しや値段はわかりますか?」
「………?」 実はそこまではわからない。国内産と消費期限(賞味期限)だけはしっかり見ているつもりだ。
「そんな程度では、買い物ができるとは言えませんよ!」
それはそうだ。だから私は、「買い物ができる」とか、「料理ができる」などと言っていないではないか。
メンバーのY君が、手作りのクッキーを配ってくれた。
「今は食べないでくださいよ。酔っぱらって食べたのでは、苦心して作った微妙な味わいを感じてもらえないから」 とはY君の弁。説得力のある主張だった。
かつてリタイアした頃、一念発起して料理を勉強しようと思ったことがあった。カミさんに内緒で、「初歩の料理」めいた本を買った。多少なりとも言葉を覚えてから、料理教室へ行こうと思ったからだ。
しかし、思うようにことは運べなかった。体調を崩したことが大きかった。
密かに買った本は、カミさんの目に触れる前に、ふたたび密かにブックオフした。
ペットの話も出た。犬の名前に私の名前を付けたヤツがいたらしい。
そのような話題は、次の機会に書きたい。
楽しい一夜であった。
持つべきモノは仲間だ。あらためてその感を強めた昨夜であった。
先ほど、Y君手作りのクッキーを賞味した。上品な味であった。
別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。
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