五月とも思えぬ暑い日であった。
法事があって、慌ただしい一日を過ごした。
これもまた世のならい。避けて通るわけにはいかない。
やっと帰って来たところ。
睡蓮やしみじみ昏し沼の底 ひよどり
敵陣の猛射を躱せ天道虫 ひよどり
南瓜の花、胡瓜の花、天道虫などを見ると、戦争のころを思い起こす。
空襲警報、艦砲射撃、機銃掃射、焼夷弾爆撃、玉音放送・・・・・・・。
また暑い夏を迎えます。
「新・ほろ酔い気分」は、明日からしばらくの間、お休みいたします。
五月とも思えぬ暑い日であった。
法事があって、慌ただしい一日を過ごした。
これもまた世のならい。避けて通るわけにはいかない。
やっと帰って来たところ。
睡蓮やしみじみ昏し沼の底 ひよどり
敵陣の猛射を躱せ天道虫 ひよどり
南瓜の花、胡瓜の花、天道虫などを見ると、戦争のころを思い起こす。
空襲警報、艦砲射撃、機銃掃射、焼夷弾爆撃、玉音放送・・・・・・・。
また暑い夏を迎えます。
「新・ほろ酔い気分」は、明日からしばらくの間、お休みいたします。
朝から小雨。それを言い訳にして、今日はウオーキングは止めた。
俳句仲間のよしさんが亡くなった。一昨日、ツイッターで知った。
「写真俳句」のオフ会で親しくなった男性である。
「風に吹かれて」というブログで、俳句を発表していた。飄々たる風情のオヤジだった。
一茶に傾倒していた人で、とても温かい句を詠んでいた。
また、かなり豪快に酒を呑む人でもあった。ビックリするほどの酒量だった。
体調を崩しているという話を聞いてはいたが、こんなにも早く逝くとは思ってもみなかった。
友逝くや風に吹かれて夜の新樹 ひよどり
昨夜から、「明日は真夏日」と、テレビが叫んでいた。
確かに暑い一日であった。真夏日だったとか。
今日こそはと勇んでウオーキングに出た。もちろん、水は持参した。
「死ぬ思い」ほどの辛さはなかった。気合いが入っていたからだろうか。
足を伸ばして薔薇園へ。
心揺さぶられるほどの薔薇とは出会えなかった。タイミングが合わなかったようだ。万事に私は間が悪いのだ。
人影を避けるような日傘に出会えた。「日傘」としか言いようがない。年格好も顔も見ていない。見せてもらえなかった。
当然のことながら、邪推を巡らすことになった。
物語の推移はご想像に任せたい。
人群れを避けて日傘の胸の内 ひよどり
果たして孤独だったのかどうか?
8千歩は歩くつもりで家を出た。
歩き始めるや否や、かなりの暑さに襲われた。「襲われた」のではなく、真夏日の坩堝に突撃をしてしまった。
まさに無謀!しかも水を持たずに!
1千歩ほど歩いて、すぐに気付いた。しかし、せっかく「郷関を後に」したのだから、今さら戻るのもシャクだった。
ペットボトルの水を買い求めて、再び歩き始めた。
歩きながら、中学校時代の野球練習を思い出した。
あの時代は、「水分補給」という考えがなかった。
「水を飲めば汗が出る。発汗作用は疲労の元!」
監督はそんな意味のことを言って、ひたすらゲキを飛ばしていたっけ。
「千本ノック」という「しごき」めいた練習があった。一人の選手に対し、矢継ぎ早やにボールが襲いかかった。
なぜか倒れた選手はいなかった。みんながなんとか堪えに堪えて、頑張っていた。
辛いとは思ったが、イヤだとは思わなかった。
「4番 一塁川上 背番号16」
そんな夢があったのかも知れない。
野球少年時代を思い出しながら、暑い中を、ホロホロホロホロと歩いた。
しかし今やあの頃の私ではなかった。2千歩も歩かないのに、コースを家の方に変更した。
従って、今日は4千歩ほどしか歩かなかった。
写真はきのう撮影した芍薬。1~2日ほど前だったら、別な顔を見せてくれたかも知れない。これでは年増の姐さんだ。
入院・手術の日が迫ってきた。
午前中、数千歩ほど歩いた。
入院すると言っても一週間ほどなのだが、転んだり骨を折ったりしたら笑い事では済まされない。
そのためにも、筋肉の劣化を防ぎたい。
台風6号がやって来るせいで、風が強かった。
上の写真はその折りに撮った一枚。じゃがいもの花だ。
この花は地味で、自己主張は控え目。つまり無口な花。心温まる懐かしい雰囲気を持っている。
いくら早期癌と言われても、患者にとって、癌は癌。決して麗しい女神ではない。
しかし、今さら逃げるわけには行かぬ。負けたくもない。
医師の力を借りて、しっかりと対峙しなければならない。癌に馴れているはずの私なのだが、正直のところ気が重い。
気が重いと言いながら、すでに復活の段取りを考えてはいる。
夏までには、新曲を引っ提げて、カラオケ再デビューを果たすつもりです。
癌病めばじゃがいもの花やはらかき ひよどり