新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

どうすればいい?

2009年06月30日 05時13分41秒 | コラム・エッセー

 太平洋戦争は何だったのか?

 多くの識者が、それぞれの立場をふまえて語っている。

 しかし国民の多くは、真実をしらされてこなかった。

「学校では教えてくれなかった」

 多くの国民はそんな思いでいる。知らなくて済んでいたのだ。

 その点、私も同じだ。

 果たしてそれでいいのだろうか。疑問に思えてならない。

「侵略した事実を、謙虚に反省しろ!」

「そんな自虐的な立場に立つな!」

 識者は二つの立場で、声高に論じ合っている。しかし、多くの国民は知らぬふり。

 国際情勢はますます混乱してきている。今後はさらに、混迷の度を深めそうだ。

「日本と韓国は、アメリカの核の傘で守る」 

 過日、アメリカのクリントン国務長官が言明した。

 本当のことなのだろうか。それはどんな意味をもつのだろうか。

 私自身の考えで言えば、「そうしかないのかなあ」と思う一方、「やはりアメリカの属国的なのだろうなあ」、とも思ってしまう。

 日本はアメリカの国債をダントツで持っていた。売却できないことを承知で持っているのではないかと思う。もちろん、アメリカの要請を受けてのことだろう。

 アメリカ国債の引き受け国は、2008年3月では日本がトップで中国が2位。ところが2008年9月においては、中国がトップで日本が2位となった。順位の逆転は、2008年9月だったのだ。イギリスが3位だ。

 つまりアメリカは、もはや中国を無視できない。売却されたら困るではないか。

 しかも、立場の違いは歴然としている。

 中国は安全保障上は、独立独歩。むしろアメリカにとって、今や中国は脅威的な存在だ。

 ところが日本はどうか。自分の力で自国の安全は保証できない。アメリカ頼りなのだ。

 中国によるアメリカの国債保有は、軍事的・経済的な戦略だ。

 日本はアメリカ頼りの安全保障なのだから、もうがんじがらめ。自主的な戦略はない。

 これは一つの例に過ぎない。

 今の日本は危うい。ブレる総理大臣では困るとか、政治資金規正法がどうだとか言っている。

 早く選挙をしろとか、都議会選挙の後にしろとか言っている。

 元のタレント知事が、総裁候補にするなら自民党から立候補する、とはしゃいでいる。

 国家のあり方などはそっちのけ。もっぱら政局談義の明け暮れだ。

 過去の日本は何処でどんな間違いをしたのか。

 今後はどのような国家であるべきなのか。

 国も国民も、とっくに覚悟を決めなければならなかったのだ。

 遅きに失してはいるが、国際社会における日本のあり方や、国内政治の進め方などの絵姿を描いて、国民に示すべきではないのか。

 日本の政治システムは劣化している。劣化がどんどん進行している。

 国民の意識も低俗化している。どんどん悪化している。恥の概念もない。

 このままでは、国力が低下し、国際信用も地に落ちることは必定。

 しからばどうすればいいのか?

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選挙が政治、当選が目標

2009年06月29日 01時17分45秒 | 身辺雑記

 政治家の政治目的は、自分の当選だ。当選することが最終目的となっている。

 当選するために政策を掲げている。

 そのように考えると、彼らの日常行動がよく理解できるのだ。

 政策を実践したいために当選するのではない。

 当選を果たすために、政策を取りそろえている。

 国民生活の向上を目指して解散時期を考えない。

 当選し易い選挙時期を模索しているのだ。

 ああ、なんたる国民の不幸。

 少ない人材なのに、数多くの政治家を作ろうとしているからか?

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15年後のSちゃんへ その2

2009年06月28日 09時10分10秒 | 身辺雑記

 15年前の先週、あなたは耳下腺炎。痛かったでしょうね。

 だから昨日は迎えにこないと思っていました。寝ていると思っていたのです。

 K駅前で見つけたときはビックリ。嬉しかったなあ。元気になっていたのですね。

 家に戻る道を、Sちゃんあなたは走りました。一生懸命に走ったのです。

 走ってもいいのかなあ?病気あがりのあなただったので、私は心配でした。

 でも、私は追いました。あなたはさらに走りました。まるで競走みたいでした。

 家に着いたとき、あなたの顔はまっ赤。

 エアコンの下で、おばあちゃんはあなたの顔を、団扇で煽ぎ通しでした。

 しばらくして、あなたは鼻血を出しました。

「おじいちゃんが走ったから!病気あがりなのに・・・」」

 私はおばあちゃんに叱られました。お母さんがいないSちゃんなので、おばあちゃんは必死に守ろうとしていました。

 私がストップさせればよかったのですね。

 あなたが元気になったので、私は嬉しくなって、一緒に走ってしまいました。

 ダメなおじいちゃんでゴメン。

 15年前の2009年6月27日、午前中のあなたでした。

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大汐会余話 なんとかしよう!

2009年06月27日 05時14分36秒 | 身辺雑記

 昔の仕事仲間が、年に一度呑み会を開いている。それが大汐会だ。

 ほとんどは関東圏内の在住だ。

 もっとも遠くて山梨県。2名のメンバーは、誘い合って出てきている。

 K.T君は心臓の大手術を克服した。一時は歩行に支障があった。もう大丈夫そうだ。県北のM.T君と連れ立ってきてくれている。

 K.T君の奥さんは書家だ。外出も多くなっている様子。「私は主夫です」と笑って言っている。家中の仕事を、彼が仕切っているような口ぶりだった。

「しかし、食事関係はやっていません。女房の生き甲斐をすべて奪っては可哀想です!」

 これは妙な理屈だ。メンバーからも非難の声が多く出た。

 しかし、彼は頑固に言い張っていた。まるで信念めいていた。少し勝手な言い分だ。

 M.T君は農業一筋の生活だ。田んぼと畑を耕作しているとのこと。

 悩みは獣害。

 イノシシ、シカ、ハクビシン、キツネ、タヌキ、ノネズミなどが出没するらしい。

 この前、親イニシシ5頭に子供イノシシが11頭現れた。獣害は大きいそうだ。

 反面、チョウ、トンボ、ミツバチ、魚などは少なくなってきた。大いに嘆いていた。

 ブログ友の「霧の中の散歩」さんも、先日のブログに書いていた。

「奥山」が荒れてきたので、獣たちは里山に降りてきたのだというのだ。

 奥山を荒らしたのは人間。獣害の元凶は、もともと人間だったのだ。

 昆虫や川魚の減少は、農薬に起因しているのだろうか。乱獲だってありうる。

 温暖化傾向も原因のひとつかもしれない。

 人間様が悪いから、イノシシもハキビシンなどが下りてきている。

 人間様が悪いから、昆虫や川魚が減ってきている。

 今さらどうにもならないのだろうか。

 良いことするのに、遅すぎるはない。なんとかしようではないか!

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政界がお笑いでいいのか

2009年06月26日 07時57分43秒 | 身辺雑記

 自分のことを棚に上げて言います。

 今の政界は滑稽ですね。下手なお笑いのレベルです。

 まず、自民党。

 郵政問題で鳩山前大臣がフライング気味に走りました。

 西川氏を支えようとしたグループが、「郵政民営化の流れを止めるのか」と反発。

 民営化を進めることと、疑惑を晴らすこととでは、次元が異なるのに。

 いつもの通り、麻生首相は右へ行ったり左へ振れたり……。

 迷走の果て、盟友とも言うべき鳩山氏を更迭。

 人気が下がるのは当然でしょうね。国民を軽く見てはいけません。

 民主党とて、同じようなもの。

 西松建設問題で、小沢前代表は辞任しました。スッキリしましたか?

 その辞任理由がフルっている。「党内の結束させるため」だったのです。

 西松建設前社長の裁判では、「建設工事の受注に関し、小沢事務所から天の声があった」という供述証拠が云々されている。

 にもかかわらず、代表を辞任した小沢氏は、選挙を取り仕切る代表代行になっている。

 民主党も、国民の声を読めていないのでしょうか。私がヘンなのかな。

 今の民主党は、ひたすら「政権交代!」です。それが究極の目的なのです。

 また自民党の話しにもどります。

 東国原知事の件です。

 いくら危機感があったとは言え、宮崎県知事に就任したばかりなのに、衆院選への出馬を依頼したのです。

 これは宮崎県民を愚弄しています。つまり、国民を愚弄したのです。

 知事が選挙で選ばれたことを、どのように認識しているのでしょうか。

 東国原氏の出馬が、自民党にとって、それほど緊急だったのでしょうか。

 知事の反応も真面目ではない。いや、大真面目のようなので、なお滑稽です。

「自民党総裁選の候補にしてくれますか?」

 笑ってしまうではありませんか。

 大阪府知事のグループも、地方分権に関し、きな臭い動きを始めました。

 北朝鮮は日本を標的に、軍事力を強化しています。

 ロシアも北方領土問題で、再び態度を硬化したようです。

 アフガニスタンの治安は、さらに悪化しています。

 イランの混迷は日本にとってどのような影響があるのでしょうか。

 国際問題が火を噴き、国内の景気も不透明な中、政界は「お笑い」を演じています。

 政治家のみなさん一人ひとりは、日本政治の危機を感じているのでしょうか。

 国民が政治をどのように見始めているか、ご存知なのでしょうか。

 ここのところ、私は政治家の動きを、「お笑い」のジャンルとして見ています。

 不謹慎な私です。

 しかしこれは、心の平衡を保つための自衛手段なのです。

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