CWTで明らかになった沖縄側の無責任さ




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12月6日FM21「沖縄の真実」で中村俊子さんと対談することになった。
対談は私が希望した。
90歳という高齢だから電話対談をお願いしたら、スタジオまで来てくれるという。
ありがたいことである。俊子さんに感謝。
前半は、琉球処分=廃藩置県と関連した戦前の話をする予定。
後半は、沖縄教職員が左傾化した1969年以後の話をする予定。
簡単な打ち合わせだけの生放送だからどうなることやら。

篠原章さんのブログ批評・COMで「かみつく」を紹介してくれた。ありがたいことです。




CWTで明らかになった沖縄側の無責任さ


28日、外務省沖縄事務所は「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チー
ム」(CWT)の特別会議を同事務所で開いた。

CWTは事件・事故を防止するための会議であって、事件・事故が起こった時の対処のための会議
ではない。そのことをしっかりと念頭に置きながら新聞記事を読んでいくと、沖縄側の自治体や警
察が事件・事故の防止になんの意欲もないことを痛感せざるをえない。

米兵による事件・事故の被害者は沖縄県民である。そうであるならば県民の被害を防ぐために県の
自治体や警察はdy:yべきであるに取り組むべきである。特に、夜間外出禁止令は米軍が沖縄県民の
被害を少なくするために施行したものである。
県の自治体が夜間外出禁止令を徹底するために米軍と協力し合うのは当然である。

繰り返し書くが、被害者は県民である。米兵ではない。県民の安全を守る義務が自治体や警察にあ
る。だから、米兵の夜間外出を取り締まる義務が沖縄の自治体・警察にはある。

CWTには外務省、沖縄防衛局、在沖米4軍、県、沖縄市、那覇市、読谷村などの事務担当者が出
席した。
CWTは沖縄県民の安全を守るために色々意見を出し合う場である。そんな重要な会議であるのに、
沖縄側は意見を出す能力も決断する能力もない事務担当者だけを出席させている。あきれてしまう
事実である。
沖縄側は夜間外出禁止令を徹底するためのアイティアを出す気がないし、米軍に協力する気もない
のだ。

米軍は、深夜外出禁止令を出した後に実行したことやミスについて報告している。
「読谷村のトリイ通信施設で、海に面したフェンスがない場所で兵士が出入りする状況があり、確
認体制を強化したところ違反者を数人見つけたとの報告があった」
と米軍は報告しているが、私はその場所を知っている。渡具知ビーチの北側に大きい浜辺があり、
その北側に海に突き出た岩がある。その岩を超えるとトリイ通信施設の敷地になっているが金網はなく浜には県民も自由に出入りできる。浜は楚辺に続いており、歩いて楚辺まで行くこともできる。
住宅も街灯もないから夜は暗闇である。米軍はそこまで見張っていたのかと、私は感心している。
恐らく、古堅で米兵の住宅侵入事件があったので、渡具知の浜も見張るようにしたのだろう。
私は迅速な米軍の行動を称賛したい。

読谷村跡地利用推進課の佐久川正博係長は、
「実効性のある提案が出たとは思えない。パトロール強化というが、読谷の事件は家中で起きたし、
村内パトロールしていると聞いたことがない」
と述べ、実効性に疑問を呈したという。本気でそんなことを考えているのか。あきれてしまう。

佐久川係長は読谷の夜を10台くらいのMPカーが村内をくまなく走り回るのを要求している。読
谷の自治体、嘉手納警察はなにもしないで米軍だけが夜回りをやれというのである。
古堅の居酒屋で泥酔した米兵が三階のアパートに侵入して中学生を叩いた事件に抗議して村民大会
を開き、村民の命の危険性を訴えたというのに、米軍は信用できないと断言したというのに、読谷
村の村長、議員、自治体幹部は自分たちは村民の安全対策はなにもしないですべて米軍に任せると
いうのだ。開いた口がふさがらない。

那覇市平和交流・男女参画課の宇治原靖課長は、
「外出禁止や夜間パトロールなどの実効性を担保するため、現行策の効果確認、事実公表と検証に
は注目していきたい。具体的には違反者がいれば所属事務所と階級、違反の内容、その後の処分に
ついての公表を求める」
と要望したという。読谷村も那覇市も米兵による事件が起きたというのに、夜間外出禁止令に応じ
る組織を立ち上げていない。読谷村は読谷村跡地利用推進課の係長を、那覇市は那覇市平和交流・
男女参画課の課長を、CWTとは全然関係のない部署の役人を参加させている。読谷村、那覇市が
米兵の夜間外出禁止を守らすのに興味がないということである。突き詰めていえば市民を米兵から
守る努力をする気がないということである。
口で米軍批判をするだけが自分たちの仕事だと考えているのだろうか。

米軍の、米軍と県警の共同パトロールの提案に対して県警は「逮捕の優先権の話を片付けるのが先、地位協定を棚上げしたままの”共同”はありえない」と言って断り、
那覇市の宇治原靖課長は「観光客もたくさん来る。那覇市がマイナスにならないように配慮を」とそれほど歓迎はしていない。

飲食店などと連携し外出禁止令の違反者を通報する米軍の提示策には、読谷村の佐久川係長は「外
国人を見て、軍人か観光客かわからない」と効果に首をかしげたという。夜の11時以後のことで
ある。観光客が夜の飲食店に来るのはほとんどない。それに米軍と観光客の区別は簡単にできる。
話し方や素振りを見れは私でも米兵かそれとも観光客であるかは区別することができる。
米軍の提案にはすべて反発するだけである。

CWTの特別会議で明らかになったのは、米軍側が米兵の事件・事故をなくすために夜間外出禁止令などを出し夜回りなどをやって、実効性を高めるのに必死になっているのに、沖縄側は高見の見物を決め込み、米軍の落ち度を見つけて非難するのに終始しているということである。

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