なぜ「かみつく」を出版したか




「かみつく」「沖縄に内なる民主主義はあるか」を
狼魔人日記でネット販売しています。
申し込みはメールでできます。

ブログ 狼魔人日記
メール ezaki0222@ybb.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「かみつく」発売中
販売書店Booksきょうはん


とよみ店・豊見城市字根差部710番地・TEL・FAX(098)850-8001
一日橋店・南風原町字兼城530番地 ・TEL・FAX(098)889-7695
安謝点・那覇市安謝664-32番地・TEL・(098)-9402・FAX(098)988-8387
美浜店 ・北谷町美浜8-3(イオン北谷店内二階)・TEL・FAX(098)982-7695
やいま店・石垣市真栄里292-1番地 ・TEL(0980)84-3003・(0980)84-3456
宮古店・宮古島市平良字西里1290番地 ・TEL・FAX(0980)74-3828
宮古南店 ・宮古島市平良字松原631番地・TEL・FAX(0980)79-0013


県内書店

残念ながら「かみつく」を置いてくれる書店は少ないです。
しかし、全店で注文はできます。








>
11月15日の「沖縄の真実」です。
米兵の婦女暴行、中学生殴打事件について話しました。
終了前の尺八演奏はオリジナルです。
題名は「闇の中の叫び」。
尺八によるフリージャズ演奏です。

なぜ「かみつく」を出版したか


「沖縄に内なる民主主義はあるか」は現在も沖縄教販の売り上げトップである。
ありがたいことである。
私が「かみつく」を出版する決心をしたのは、
「沖縄に内なる民主主義はあるか」の売り上げがいいので
出版費用が取り戻せることと、
出版社に自費出版を断られたことが原因である。

私は小説家志望の少年であったが、
高校生の時、
プロレタリア作家である小林多喜二が警察の拷問で惨殺された多喜二の死体と
作家仲間の写真が教科書に掲載されていたが、
私は写真を見て大きなショックを受けた。
小説を書いたくらいで警察に殺されるなんて
私には理解できなかった。
大学ではプロレタリア文学について調べ、
警察のひどい弾圧に憤りを感じた。
東京電力が黒塗りの文章を発表したが、
戦前は政府の方針に反する内容の文章はすべて黒塗りにされた。
共産主義や自由主義者は徹底して弾圧されていたのが
戦前の社会であった。
表現の自由への無慈悲な弾圧に私は敏感である。
自費出版を断るということは表現の自由への弾圧である。
自費出版を断られた時、私は激しい怒りが込み上げてきた。
もし、私が若ければ出版社に殴りこんでいたと思う。
しかし、感情に走るほど私は若くはないし、
本当の闘いは暴力を使うことではないと知っているから
出版社に殴りこむということはしなかった。
本当の闘いは本を出版することである。
だから、本を出版することに集中した。
今だから正直にいうが、私にとって道の世界でありお先真っ暗な状態だった。
狼魔人日記の江崎さんの協力を得て本の出版にこぎつけたが、
出版にしろ、販売にしろ右も左も分からない状況の中で必死にやった。

「沖縄に内なる民主主義をあるか」を読んだ人は、
出版会社がなぜ自費出版を拒否したか理解できないはずである。
この本には過激な文章はない。
淡々と客観的な事実を積み上げている本である。
いわゆる普通の本であり、
右翼でもなければ左翼でもない本である。
できる限り客観的に沖縄を見つめた本である。
客観的な視点で書くことを私が1番念頭に置いたことでもある。
客観的な視点を大事にして書いたこの本が
自費出版を断られることは絶対にないと確信していた。
しかし、自費出版を断られたのである。
出版社の編集長は私の本が普天間飛行場の移設は
辺野古しかないと主張しているからだといった。
私は思想や感情で辺野古移設を主張しているのではない。
「県外移設」が不可能である事実があるから
辺野古移設しかないと結論づけたのである。
もし、「県外移設」が可能であるという理論があれば
私の辺野古移設論はくつがえされる。
その時は自分間違いを素直に認める。
そういう感情抜きの客観的な理論に終始したのが
「沖縄に内なる民主主義はあるか」である。
私は、「沖縄に内なる民主主義はあるか」
が絶対に正しいと意地を張る気はない。
私の理論の間違いを指摘されたら素直に認める。
そんな気持ちで書いた本である。

私は、「県外移設」が不可能であることを書き、
その上に沖縄のすべての政治家は
「県外移設」が不可能であることを知っているとも書いた。
そして、沖縄の政治家は
「県外移設」が不可能であることを知っているから、
自分たちで探すとは絶対に言わないとまで書いた。
現に今現在でも
「県外移設」場所を自分たちで探すと発言する政治家は1人もいない。
沖縄は政治家の嘘が堂々とまかり通る社会なのである。

「沖縄に内なる民主主義はあるか」は基本である。
基本は現実社会に切り込む刃にはなれない。
現在進行しているオスプレイ問題などに
切り込むことができる刃が必要である。
だから、「かみつく」をつくった。
「かみつく」は沖縄の現在進行中の話題に切り込む刃である。

みなさんの意見・感想は
ヒジャイ掲示板へ

ヒジャイ掲示板






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )