沖縄教販で11日発売決定


「沖縄に内なる民主主義はあるか」
Booksきょうはんで発売決定!!




8月11日発売
とよみ店
豊見城市字根差部710番地

TEL・FAX(098)850-8001


8月11日発売
一日橋店
南風原町字兼城530番地
(マックスハリュー2階)

TEL・FAX(098)889-5460


8月11日発売
安謝点
那覇市安謝664-32番地

TEL・(098)-9402・FAX(098)988-8387


8月11日発売
美浜店
北谷町美浜8-3
(イオン北谷店内二階)

TEL・FAX(098)982-7695


8月15日発売
やいま店
石垣市真栄里292-1番地

TEL(0980)84-3003・(0980)84-3456


8月15日発売
宮古店
宮古島市平良字西里1290番地

TEL・FAX(0980)74-3828


8月15日発売
宮古南店
宮古島市平良字松原631番地

TEL・FAX(0980)79-0013


8月14日発売
県庁売店


8月13日発売
空港売店





「沖縄に内なる民主主義はあるか」を当分の間は、狼魔人日記の江崎さんがネット販売をしてくれることになりました。申し込みはメールでできます。

ブログ 狼魔人日記
メール ezaki0222@ybb.ne.jp

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「普天間」返還経済効果は大は大嘘






「沖縄に内なる民主主義はあるか」の
第三章「県議会事務局の米軍基地全面返還したら9155億5千万円経済効果試算の真っ赤な嘘」で
米軍基地返還の経済効果はゼロであることを詳しく説明している。
本の説明は長いので別の礼を出して
中村くんのいう「普天間基地返還の経済効果が大であること」が嘘であることを説明する。

誰も住んでいない、誰も通らない砂漠に喫茶店をつくったとする。
喫茶店に客は一人も来ないから、
喫茶店はつぶれるだろう。

誰も住んでいない、誰も通らない砂漠に自動車の生産工場をつくったとする。
つくった自動車は遠く離れた場所に運んで売ることができる。
海外に輸出することもできる。
誰も住んでいない、誰も通らない砂漠に
自動車工場をつくり繁盛することはできる。

自動車がどんどん売れると工場を拡大して従業員を増やす。
100人から1000人。
1000人から10000人。
10000人から50000人と従業員が増えれば、
従業員の家族が住む住宅やアパートが増える。
それだけではない。
従業員や家族を相手にするサービス業が増えてくる。
スーパー、コンビニ、レストラン、喫茶店、映画館、遊園地、
スナック、居酒屋などである。

自動車工場は外からお金を流入するシステムであり、
従業員・家族は流入したお金を地元に放出する役目である。
サービス業は従業員・家族を相手に商売をして彼らからお金を得る。

沖縄で自動車工場の役目をしているのが、
農産物や製品の移(輸)出、観光、基地関係収入、交付金である。

A 移(輸)出・・・・・3943億0500万円
B 観光収入・・・・・4298億8200万円
C 基地関係総収入の合計・3388億0600万円
D 交付金・・・・・・・2574億6100万円

基地関係総収入が大きな存在であることがわかる。基地関係総収入がゼロになると沖縄経済に深刻な影響を与えるのは確実である。


従業員や家族相手のサービス業と同じなのが
那覇新都心や美浜にあるような商店である。

自動車工場の従業員全員が年間100億円の収入があるとすると、
彼らが地元で使うお金は最大100億円である。
どんなに店を増やしても100億円以上のお金が使われることはない。
だから、店が増えすぎると倒産する店が増えることになる。
それに、不況になって、自動車工場の従業員が半分になり、
収入が50億円になれば店に流入するお金は50億円以下であり、
店の半分近くは倒産してしまう。

米軍基地がすべて返還されたら
3388億0600万円の収入が減るのでその分だけ沖縄経済は衰退することになる。
経済が衰退している最中に米軍基地跡にサービス業の店を増やしても倒産するだけである。

那覇新都心や美浜の経済が発展したのは
沖縄市、宜野湾市、嘉手納町、那覇の中心部の久茂地など
他の地域の旧商業地の客を奪ったからであり、
県全体の経済が成長したわけではない。

普天間飛行場のように大規模な場所に美浜のような商業地をつくると
美浜の客は普天間に流れ美浜は廃れるだろう。
仲村さんはテーマパークやホテル、飲食などをつくれば沖縄の名所になると確信しているが、
客が集まらなければ倒産する。
普天間飛行場に多くの客が集まれば
他の商業地が廃れる。

那覇新都心や美浜は
小規模だったからマイナス面が目立たなかっただけである。
経済に精通している専門家は普天間跡地に美浜のような商業地をつくる発想はしていない。
国が土地を買って大きな公園をつくったり福祉施設などをつくるアイデアが出ているだけだ。
まだ、これといういいアイデアは出ていない。

美浜は道路の反対側の基地も返還されていてそこも商業地になるだろう。
泡瀬ゴルフ場跡にはイオンモールができる。
宜野湾市の西海岸にサンエーコンベンションシティーができた。
その上普天間飛行場跡に大店舗やサービス専門の店ができればサービス過剰になる。
基地関係総収入の3388億0600万円は減るのにだ。
沖縄経済は減速し、
店の倒産が増え、
沖縄市の一番街や宜野湾市の普天間三叉路のように空き店舗が増えていくだろう。

軍用地料は少しずつ増え、
観光業やコールセンターなどの企業が成長しているから
那覇新都心や美浜による他地域への悪影響は表に出ていないが、
米軍基地の大規模返還が始まり、
返還跡地にサービス店が増えると沖縄経済の衰退が
はっきりと表に出るだろう。

普天間基地が返還されれば経済効果が大というのは錯覚だ。
那覇新都心や美浜は栄えているがその影響を受けて衰退している店もある。
嘉手納基地以南の米軍基地返還跡地利用は非常に難しい問題である。

マスコミは、
基地経済はGDPの5%だから、
基地撤去しても沖縄経済に大きな影響ないと主張するが、
観光業はGDP比で6%しかない。
それでは観光業も大したことはないということになる。
基地経済はGDPの5%しかないと主張する時に、
観光業のGDP比は絶対に出さない。
基地経済GDP比5%はごまかしの理屈なのだ。
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