Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

次の衆院選野党候補一本化構想 「どうせ」の立憲共産党化なら理解しよう。笑

2023-06-18 20:36:23 | 国際・政治
今日、北海道の国道と 当地近くの富山県下自動車道で生じた 大型車絡みの大事故は誠に遺憾だ。前者では 大型バス乗客を含む 5人の各位が、後者も双方の当事車ドライバーのいずれもが落命という悪しき事態となった。

犠牲負傷の各位への弔意とお見舞いは勿論の事、それらを踏まえた上で これが自動車交通に付き纏うリスクという現実である事も、是非理解すべきとも思う。これらの事故も、既に先年から指摘されている プロ自動車運転手不足が影を落としているのではないか。プロの力量を以てしても 大事故が避けられぬ局面(フェーズ)ともなれば、我々は一度車に乗る時は、より「自らは、自らで守る」決意の自覚を新たにしなければなるまいて。

折しも「2024=令和 6年物流危機」が繰り返し指摘され、トラック、バスの両業界共 担い手不足がより深刻化しそうだが、既に現時点でも地方により路線バスの一部休止や減便、宅配荷物の翌日着荷が叶わなくなるケースが出始めている様だ。大事故にも繋がるこうした運輸界の人員不足は、単に業界だけの問題でなく、政治行政や国民意識も取り込んで改善への解を見つけていく地道な努力が強く求められるのではないか。

本題です。その自動車交通の恩恵には、与野党の政治勢力や報道各社も浴しているはずなのだが、この関係各位への表立った謝意や労いは 少なくとも拙者の知る限りは表されていない様だ。こんな事では「国民の痛みを理解している」とは思えない様な気もするのだが。

報道各社にしても、これまでさんざ衆院解散を煽る様な記事を乱発しながら、岸田総理の「解散考えず」の答弁には軽々な揶揄だけで臨んでいる様にもみられるが。その衆院解散総選挙に関し、第一野党・立憲民主党から「あわよくば政権交代」を志向する見解が出された様だが、期待値は疑問符のつくもの。これにつき、一昨日の産経新聞ネット記事を引用して みて参ろうと思う。

「小沢氏ら立民有志『野党で候補者一本化』を執行部に申し入れ」

立憲民主党の有志議員が「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げ、6/16 に記者会見を開いた。

泉 健太代表が次期衆院選で共産党などとの候補者調整を否定した方針の変更を求めており、今後 執行部への申し入れなどを検討する。小沢一郎・衆院議員ら 12人が呼びかけ人となり、ほかに所属衆院議員 96人の過半を超える 53人が賛同しているという。

候補者調整をめぐっては 泉氏が 5/15、共産との選挙協力を「やらない」と明言。共産は反発し、立民との競合を辞さずに小選挙区での擁立を積極的に進める方針を示しており、調整の見通しは立っていない。

この日の会見で、呼びかけ人の(一人) 小川淳也・衆院議員は「泉氏の発言で党内に明示的、暗示的にさまざまな違和感や危機感が広がった。それが今回 1つのうねり、大きな動きになった」と説明。「日本のため、国民のため、何が日本の政治にとってベストかを最優先に、党執行部にさまざまな検討を求めていきたい」と語った。

小沢氏は「各党が 全部候補を立てたのでは 自民党に勝てるわけがない。一本化や野党間の協力が大事だと思っている人が大多数だ」と述べた。(引用ここまで)

「政局だけの人物」と揶揄される 小沢一郎衆議は、ただ「野党候補を一本化すれば選挙を制せる」とでも単純な考えに今も囚われているのだろうか。野党候補一本化には 野党間の共闘が必要であり、それは決して単純なものではあり得ない。

今年初には限定的に叶った 立憲民主と日本維新の会との国対協力は最早望めず、この時点で 全野党共闘は既に破綻しているという事だろう。共産、社民、れいわ新撰組といった左傾野党とは容易に連携できようが、どの途よく保守側から揶揄される「立憲共産党」レベルに留まる事だろう。

改めて 拙者は立憲民主党の支持者ではないので 別にどうでも良い事なのだが、政局目的だけの野党候補一本化位では 当然政権交代は無理だろう。せいぜい「立憲共産党」の連携ができれば良く、拙者も理解しないとという所か。

見方を変えれば、立憲民主党の衆院選対は どうせその辺のレベルという事だろう。それが今回の候補者一本化構想の限界であり、実現しても影響は少ないだろう。今回画像は、今月ひとまずの運転を終えた 岩手県下の JR線を往来した蒸機列車の雄姿をもう一度。以下に 野党も関与の霞が関官僚の過重労働問題に関する関連記事をリンク致します。「産経新聞 6/18付」
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2 コメント

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柳の下にドジョウはいない (onecat01)
2023-06-21 23:19:11
HAKASEさん。

 平成8年に誕生した細川内閣を、覚えていますか。日本新党、社会党、新生党、公明党、民社党、新党さきがけ、その他2党を加え、合計7党が連携して野党内閣を作りました。

 政権獲得だけを目的に共闘しましたが、結局は意見がまとまらず、政治を混乱させただけで分解しました。中心になったのが、小沢一郎氏で、一躍有名になり、「剛腕小沢」と持て囃されました。

 その後氏は、この夢が捨てられず、色々な弱小政党を作っては壊し、政治の弱体化と混乱の張本人の正体が明らかになり、「政界の壊し屋」と軽蔑されるようになりました。

 氏はもう過去の人ですが、過去の失敗から何も学んでいないらしく、国民が今も彼に騙されると勘違いしているようですね。こんな人物に何度も騙されるほど、国民は馬鹿ではありませんので、私は何も心配していません。

 高見の見物をいたしましょう。
返信する
旧民社を埋没させた元凶 (HAKASE(jnkt32))
2023-06-22 12:47:36
onecat01さん、こちらへもご見解を有難うございます。

平成初期の 1990年代、結局はまとまりに欠けた細川
内閣の体たらくは貴指摘通りで、拙者も記憶しております。

小沢衆議が 旧新政党や旧自由党の代表時代から、意
に沿わなければ繰り返し組織を壊す「政界壊し屋」
との揶揄も、正に仰る通りです。特に拙地元ゆかり
の旧民社党を埋没させ、結果的に消滅させた元凶と
しての不興は忘れられないものがありまして。

今回も立憲民主党内有志で政策集団を立ち上げる様
ですが、国民市民ももう騙されないでしょう。政局
だけ人間の印象は不動で、もう政権交代など幻と言
えますね。まずは お礼まで。
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