「女性天皇論」への異見

本日は雨。只今閉鎖中のHPの復旧工事を行っていますが、後少し時間を要しそうです。ご迷惑様ですが、後2日程お待ち下さればと思います。
さて先日、皇族方の三笠宮寛仁親王殿下が、将来の皇統における女性天皇の是非につき、懐疑的なご見解をお示しになりました。
同殿下はご自身が会長である福祉団体の会報上にて、「男系にて永く続いた皇統の歴史と伝統を、平成の世で簡単に変更とは如何なものか？」との疑問より、現在は皇族を離れた方々の復帰や、元皇族の養子縁組などの方法にて、男系の皇位継承に向け最後まで努力すべきとのお考えの様です。
このご見解に接し、私には1つ、思い当たる事がありますね。
確か去年の後半か今年の初めだったと思いますが、JR東海関連の雑誌「Wedge」にて、随筆家・雑賀孫一さんが同殿下と全く同じと申して良いご見解を載せていらっしゃり、「なるほどなあ」と思いながら東京への新幹線車内にて目を走らせた記憶があるのです。
女性天皇論・・・世界の他の王室等の例も参考にしながらの慎重な見解である事は認めます。真っ向から反対する訳ではありませんが、それを考える前に、まずなすべき努力を行ってからとのご見解を私は心より尊重するものであります。
皇族方は現憲法の規定により、政治上の権限はありませんが、勿論言論は自由であり、皇統の今後に向け大きな影響力を有する事は勿論でしょう。
我々国民も、此度のご見解を心より尊重したい所です。
そして三笠宮殿下、どうぞこれからも、率直なご意見を聞かせて下されたく思います。*(日本)*