来月予定の 与党自民総裁選日程が、告示 9/12、投開票 9/27にて決まった様だ。
従来の派閥色からの脱却を図ったとかで、10名超の立候補が見込まれてもいる様だが、本当にここは一つ 与党自民内の利害関係に囚われず、難しさ増す国際情勢に揉まれる日本及び日本人の為に「何が一番大事か」を少しでも見極め 責任感を以て果断に行動できる人物に総裁の地位を担って頂きたい。結局はその方が、岸田現総理の後を受けての新総理となる訳だから。
その与党自民総裁選と前後する日程を意識したかの様な 第一野党・立憲民主党代表選。現状は、泉現代表と枝野前代表の二氏の争いが見込まれ、民主党政権時の 野田元総理を候補に推す声も強いとか。まぁ「誰がやっても同じ」趣もある立憲民主代表選だが、野田元総理復帰の方が多少はマシか。
同党関連については、一つ面白情報がある。先の東京都知事選で善戦の 石丸前広島・安芸高田市長が党乗っ取りを目指し 次期代表の選挙区から立候補を考え中というのだ。この事につき、昨日の産経新聞ネット記事を引用して みて参る事に。(立憲民主党名は「立民」と略記の場合有)
「石丸伸二氏、次期衆院選は『立民代表の選挙区から』『勝てば党首、乗っ取る』活性化策で」
7月の東京都知事選で 2位に躍進した前広島県安芸高田市長の 石丸伸二氏は 8/18、動画投稿サイト「You Tube」の自身の chで、立憲民主党の活性化策として 次期衆院選で立民代表の選挙区から出馬するアイデアを披露した。
「遠くないうちに 衆院解散されるだろう。次の立民代表の選挙区で出る。立民の代表に勝ったら 僕を党首にして下さい。乗っ取ります」と語った。
次期衆院選は 泉 健太代表=衆院京都 3区=の任期満了に伴う党代表選 (9/7 告示、9/23投開票)を経て行われる公算が大きい。「看板を替えたばかりの代表選の直後に 実は一番のピンチが来るとなると、注目を集められるのではないか」と述べた上で「自分の政治生命をかけて 国民に訴える姿勢をみせないと思いは伝えられない。そのときは自民も公明党も協力して(候補を)立てないで」と述べ、衆院選は立民候補と一騎打ちで臨みたい考えを示した。
立民代表選の現状について「自民党総裁選挙に比べて 全くといっていいほど話題になっていない。恐ろしいほど国民やメディアから無視されている」と述べ、「関心が低いこのような立場で 政権交代とかいえない。今の万年野党のポジションが座り心地がいいのかなと勘ぐるが、それは最悪の政治屋だ。民主主義に寄生しているだけ」と語った。
(立民)代表選を巡っては、枝野幸男前代表=衆院埼玉 5区=が出馬の意向を明らかにしたほか、泉氏の立候補が有力視されている。また 野田佳彦元首相=次は新設の衆院千葉 14区から出馬予定=が 8/19、党千葉県連所属議員の有志から出馬要請を受けた。(引用ここまで)
複数の報道メディアから 人材難を指摘もされる与党自民だが、明らかに野党側のそれの方が深刻レベルではないか。立憲民主代表選は、前出三氏の他 更に複数の候補者が立つ可能性がある様だが、野田元総理を除いては「相変わらずの対与党攻撃志向。それも左派野党を巻き込んでのそれ」とみて差し支えないのではないか。
結局は「誰がやっても同じ」レベルからまだ抜け出せないとの理解が的確な様だ。ある意味「外の血を採り入れないと立ち行かなくなった」所へ 石丸前市長の「宣戦布告」。十年一日変化なしといった趣の立憲民主側にとっては或る意味「変革の良い機会」といえるかも。
勿論 立憲民主の関係も党代表選の出馬は自由だし、それについて否定的な出方はしたくない所だが、やはりこれまでの選挙戦の焼き直しでは駄目だろう。対する石丸前市長の側にも 同じく政治活動の自由があるのは勿論だが、挑戦状を発するなら やはり左傾勢力側に与しない事だろう。
立憲民主党と左派野党、左傾メディア各勢力との (不良な)連携は「立憲共産党」と揶揄され、我々保守側の不興を招いている。石丸前市長には、この連中が目論む「立憲共産党」志向には決して与しないで頂きたいもの。以前からこの勢力の弊害は分っており、次期衆院選立候補の折には 是非この志向に関わったり嵌ったりしない様願いたい。それが実行できるなら、立憲民主乗っ取り構想自体は理解する者だ。
この所の猛暑もあって、写真撮影行は拙近所がメインに。今日昼頃、当地都心に近い 鶴舞公園近くの JR中央本線を西へ向かう貨物便の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」