Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

阿蘇噴火に思う、危機管理姿勢のあり様

2021-10-21 10:37:46 | 国際・政治

かねて活動の続く 熊本の名山、阿蘇で大きな噴火があった。火砕流を伴っている様で、地元各位の大過なきを祈念致す共に、昨年来の新型感染症禍で苦境から抜け出せぬ地元経済にとり 大きなダメージとならぬ事も併せてお祈りしたい。

余談を少し。かく申す拙者も、阿蘇には少しばかり思い出がある。まだ昭和期だった高校時分、修学旅行で訪ねたのが最初で、この時は登山バスにて登頂が叶う程穏やかだったのは 今思うと幸運だった。しかしそうは申しても 火口原の複数個所から薄い煙や水蒸気位は上がっており、阿蘇が今でも「活火山」である事を実感させられたのを覚えている。

二度目は平成期の初め。今も続く 鉄道画像趣味絡みの行動で再び熊本入りも、阿蘇は活動期に入っていて噴煙高らかな雄姿。確か火口原西端の 立野と呼ばれる地点辺りから遠巻きに仰いだ様に心得るが、噴火を撮影しなかったのは失態か。

あわよくば登山をと目論んだりしたものだが、行動を共にした同好の先輩からは「あの状態で登るつもりかっ!?」と流石に叱られたりした記憶もある。普段は温厚な人物なので「やはり自分はバカなのか」と少しは自省の念もあったと思う。拙者はやはり「高い所の好きな愚か者」の趣が捨てられない様で、これ以外にも山に纏わる失敗がありはするのだが 恐れながら今回は割愛させて頂く。

前置きが長くなったが本題です。第 49回衆院選期間中だが、あろう事か 公示初日の 10/19、北鮮が日本海へ向け 新型弾道ミサイル発射を強行。今回は潜水艦より発射可能な比較的小型ミサイルの由で、発射地点や航跡を複雑化する事により イージス型を含む従来型迎撃システムによる対応困難を図っているとも聞く。既に岸田総理もざっと触れた事だが、これを機に 敵基地攻撃 (可能) 能力に踏み込んだ議論を始める事を可とすべきかも知れない。

前出ミサイル発射が伝わった時、岸田総理は福島県下、松野官房長官は千葉県下へ選挙遊説などで赴かれ、東京都内に不在だったのは事実の様だ。これにつき立憲民主党・枝野執行部などから「総理、官房長官いずれも都内に不在は 危機管理意識に欠けるのではないか?」との批判や疑念が呈されている様だが妥当と言えるのか。ミサイル発射第一報を受け 岸田総理、松野長官のいずれも直ちに遊説を打ち切って総理官邸に戻ったとされる。

やや遠方の岸田総理はとも角、松野長官は東京都の東隣・千葉県下だ。何かあれば、直ぐに対応し得る心がけは一定位はされていたであろう。極言すれば、東京都江戸川区と千葉県市川市の境界はかつての大利根の旧流とされる江戸川だ。例えばではあるが、たかだか幅 1kmあるかなしやの川向こうに行っているだけで「危機管理意識なし!」のレッテルを貼られる危険性だってあるのではないか。これは左傾メディアが特に好む行為。ならば江戸河畔の東京都側なら、いかなる場合もセーフなのか。都内にだって動き難い箇所はあるはずで、その事にも弁えない批判姿勢は「ただの詭弁」でしかないだろう。

些細な所を突いては 相手への貶め言動を繰り返す立憲民主党など特定野党上層部だが、もし仮に旧民主党政権下だったら 岸田総理らを上回る対応が遺漏なくできるのか?否だろう。例えば東日本大震災と 関連の福島原発事故などに際しての、旧民主党政権の事故災害対応は 決して望ましいものではなかった。そうした危機対応を世界の模範レベルでこなした上で、岸田政権への批判を行うなら 我々保守側も謙虚に聞くだろう。しかし実態は・・

机上論、頭の中だけの理屈で危機管理との向き合いに言及するならお門違いだろう。要は実際面において 大筋で望ましい対処を行えるか否かであり、余程の非常識でなければ 東京都を短時間留守にする位は問題ないとの決め事にしておかなければならない。特定野党は実際の危機対処のあり方より、そうした対応規定の不備や曖昧を突いて攻勢に出る事が多い。岸田政権は 野党のそうした「どうしようもない性向」もよく把握して対峙する必要がありはしないか。

「聞く力がある」所は一定は理解する。後は途上レベルの発信力、表現力をどう補強するかだ。「こういう意図で、東京都内を空けた。このレベルであれば 危機対応に支障はない」事を、国民へ向け 具体的に理解できる様発信する事が大切ではないか。衆院選か期間中だけに、尚更の様な気もするが。

阿蘇噴火の一報が入った折、総理官邸・危機対応部門の反応は まずは早かった。防衛面と防災面で、複数の大きなリスクを抱える場面はそれは避けたいものだが、仮にそうなった場合にも できる限り備える必要があるは勿論だろう。そうした事にもスキルと研究を重ねる事で、一定は望ましい対応ができる様になる想いもありはするし、それは又 特定野党や左傾メディアによる「徒な攻撃的批判」の抑制にも貢献し得ると心得る者だが。

今回画像も近所ので恐縮。数年後の開通が見込まれる、リニア中央新幹線受け入れ工事の進む JR名古屋駅構内の様子を一枚。通過中の貨物機関車 EF510型機は、近く 阿蘇を擁する九州地区への進出も決まった模様。以下に昨日の二流夕刊紙「日刊ゲンダイ」のネット記事をリンク致します。「ゲンダイはヒュンダイ」とも揶揄される様で、前出のミサイル発射事態を受けての 衆院選与党有利とかの慌てぶりが感じられる様に、拙者には感じられますが。 【安倍晋三】衆院選公示日に北朝鮮ミサイル発射 絶妙タイミングでよぎる「自民党勝利」のジンクス|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 結構面白そうだった 日本記... | トップ | 衆院選ー野党共闘の陰の「日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事