Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自動運転の信頼性を 後退させるな

2019-06-05 21:34:07 | 社会・経済

今月初、横浜市内の新交通システム「シーサイド・ライナー」で生じた、列車逆走・終点標衝突事故も大変遺憾な出来事だった。1989=平成元年に初開通、1994=同6年に無人運転移行してから初の人身事故だった由で、負傷された十数名の各位には 遅くなったが一言のお見舞いを申したい。

この件に際し 国土交通省からも 当然ながら事故調査官複数が赴いて詳細を調査中の由。事故全容の解明には約一年を要するとかで、当該芯交通システムは当面減便の上、運転士が乗り込む有人運転での再開が決まったが、来年には東京五輪及び障害五輪を控え 利用客の大幅増も予想されるだけに、早期の安全な無人運転復帰と信頼回復に努めて頂きたい。

全国にもある新交通システムは 無人運転の仕組みがほぼ同じとかで、無人運転の要・自動列車制御装置ATOと事故当該列車編成の 運転についての情報は現状は正常だったとの説明だが、専門家によれば 今後の調査では予期せぬシステム障害が出ている可能性も捨てきれないという。事実なら、横浜市以外の地域で運行の新交通システム路線にも影響が出る事があり得る訳で、混乱を収める為にも早期の原因解明が求められよう。

平成期、新交通システムの無人運転に関するトラブルは 横浜市以外でも生じていた様だが、困るのは こうした事故がきっかけで、無人運転システム本体への信頼感が損なわれる 云わば「風評被害」が生じかねない事だ。今回の事故を受け、全国各地の同様の交通手段を運営する所は点検を強化した様だが、少しでも不具合あれば 運転中止の判断と、バスなどの代行輸送措置を躊躇わず行って欲しい。もし万一 これ以上の人的被害を生じてからでは遅いからだ。

それを踏まえた上で、この先も少子高齢化による人員確保が困難な見通しを考えると、やはりこれまで一定の地歩を築いた無人運転システムの信頼再建は不可欠と申して良いだろう。前述の横浜市のケースでは、確かに一定期間の有人運転はやむを得ないし、他地域でも慎重な向き合いを要するは分かるが、やはり無人運転化の流れはそれとして認知する必要があるものと心得る。

鉄道、新交通システムに加え、立場は異なるも これからは自動車の自動運転との向き合いも待ったなし。先日も 福岡市内で深甚な死傷事故があったが、高齢ドライバーによる大事故がこれだけ相次ぐ現状では、やはり無人運転実現への方向へと動かざるを得ない事だろう。新交通システムの自動運転技術信頼回復は、やはり自動車のそれと全く無関係ではないと思う。今回画像はこの年初 上京の折撮影した JR東海道線・田町付近の様子。在来線、新幹線に加え 私鉄・京浜急行線や羽田空港とを結ぶ東京モノレール、新交通システム「ゆりかもめ」などもこの近くを通る所。以下に、関連記事をリンク致します。 https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1906020014.html 


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