Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新年度・・・ですねⅣ

2004-04-08 23:45:00 | インポート
今夜の話題は、見頃を過ぎたこの辺の桜が散ってしまわない内に、と思っておりました。
私の敬愛する人物の1人、中部伝説の桜守でもあった佐藤良二さんの事です。
我々は春に眺めるだけの桜ですが、その陰で木の手入れ、健康管理に努め、毎年良い花が咲くように心を砕いていらっしゃる、桜守と言う方々が存在するのを知ったのは、恥ずかしながら随分後年になってからでした。プロの園芸家もいらっしゃれば、ボランティアでこの業務に携わる方もいらっしゃる様です。佐藤さんは後者でした。
1929=昭和4年現在の岐阜県郡上市のご出身。我が両親や、先月逝去のいかりや長介さんとはほぼ同期。大東亜こと太平洋戦争の終結近い1945=昭和20年に国鉄入社、主に自動車部門で、名古屋~金沢間の長距離路線バス、名金線の車掌としてご勤務の傍ら、太平洋~日本海をぶち抜く桜街道の造成を構想され、生涯で2000本を超える木を、ほぼ自腹で植樹されたのでした。
残念ながら佐藤さんは、この壮大な計画途上で病を得、1977=昭和52年の初め、夢半ばで逝去されました。だが計画は佐藤さんの親族や地元有志達によって継承され、現在も植樹並びにメンテナンスはたゆまず続けられている様です。1994=平成6年には映画も製作され、私も勿論鑑賞しました。
今夜の最後に、佐藤さんの詠まれた詩をご紹介しておきましょう。
「限りない 夢を託した さくら道」
「この地球の上に 天の川の様な
 美しい花の星座を造りたい。
 花を見る心が1つになって
 人々が仲良く暮らせる様に・・・」*(桜)*PS この日記の最中、中東での日本人拘束事件の一報が入りました。つつがない解決を祈ります。
(次回は4/11日曜以降の予定です)
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