恐らくは、刑罰逃れを図り、勝手に自殺したのであろう。
昨日付で書類送検された、2009=平成21年秋、島根県下の女子大生殺人・死体遺棄に関わったとされる、男性容疑者の死亡原因についての拙見解である。
冒頭の殺人、死体遺棄並びに損壊容疑で送検された当該人物は、被害者遺体が発見された二日後(同年11/8)に、山口県下の高速道で、表向きは自損事故の不審死を遂げる。犯行にも使われた可能性が高かった乗用車は側壁などに複数回衝突の揚句、出火炎上、容疑者と同乗の実母が焼死したもの。此度、こいつの本名と顔写真がメディアに晒されたが、学生時分に比し「劣化そのもの」であった。
ここで疑問視されるのが、ブレーキ痕などが一切なく、事故や危険を積極的に避けようとした姿勢が全く見られなかった事。幾多の厳重な性能試験を経て製品化される自動車が、大した損傷もなく容易に出火する事など考えられない、などから、衝突前に出火、実母を道連れに心中した可能性が大きくあろう。「一見火災事故」直前に、知人に宛て「大変な事をした」との容疑者の告白も、その事を裏付ける一根拠となろうし、当時の警察関係者の「今思うと、偶発事故ではない可能性もある」との見解も、それをかなりの所で裏付けるものだろう。
この事件の解決が長引いたのは、警察サイドだけの問題ではない。立法、つまり国会の怠慢だ。衆参両院共、権勢争いに狂奔し、必要な法案通過の努力もしない。特に、性暴力対策の国レベルの施策は、女性議員さえ全うに向き合っていないのではないか。こうした目立つ前科のある者を、全国レベルで監視する、欧米では普通に行われている事が、我国だけできないのはどう言う事かを、速やかに振り返って手を打つべきではないのか。
不愉快だったのは、当該容疑者には、この凶行の数年前、東京都内などで連続して強制猥褻事件などを複数回生じた前科あり。三年余りの実刑に服した当時の弁護を行った人物の、無神経かつ無責任な言動だろう。「犯行動機は、女性と無性につき合いたかったから」とか「あの様な大人しい人物が、凶行に及ぶとは信じられなかった」とかだって。「とぼけてんのか、お前は?」と糾したくなるものだ。
こんな痴呆的姿勢で、弁護士法に謳われる「社会正義の実現」ができるとでも思ったら、おめでたいの一言だよな。この前の「死刑廃止宣言」採択時も呆れ返ったものだが、今の日弁連執行部たぁ、こんな呆けた奴らばかりじゃねえの?それだから「人を殺したがるバカ共」とかの不良原稿を、宗教界の大物に読ませる大バカやっても、ろくな謝罪もない訳。ホントに猿ばかりだな!
日弁連執行部の不良は、これからも執拗に拙記事で取り上げるつもりだが、この不良原稿などは、新語・流行語大賞で上位に入った「(保育園落ちた)日本死ね」と同レベルだろう。この新語・流行語の表彰で、受賞式に現れた女性野党衆議はニヤニヤ笑ってたんだと。こいつも日弁連執行部連中と大差ない、雌猿レベルの不心得者だ。前出の選考陣と広告メディアのアホ共は、一切の反省をせず、反論ばかり繰り返しているそうだが、そんな連中に限って、歴史の話題ともなると「日本は、先の大戦の反省を云々」とかぬかしやがる。初めから「下劣」そのものだ。
テメェらの不始末を棚に上げといて、他人様に「反省」とかデカ面で吠ざくんじゃねえよ!お前らが「バカ共」だっての!
もう一つ、拙者が先日拝見して来たネット記事を引用して、現代人の「大いなる劣化」とのご指摘を紹介してみたい。
「孫は『目の中に入れても痛くない』存在と古(いにしえ)より言われるが、殊最近は、他人の孫はそうでもないらしい。保育園増設整備の話が出ると、必ず大きな反対運動が起きるが、日本人はかくも劣化したと言えるのではないか」
拙者はこれを読んで、本当に惜しみない拍手を贈りたくなったものだ。正にその通りであり、地域の子供達は自分の子や孫と同じ、との意識が退化しているとしか思えないからだ。例え、保育園予定地周りの交通事情が危険だったり、住人に夜勤者が多く、日中の静寂を少しでも確保する必要があるとしても。
子供達は一定、騒ぎを起こすものとの前提が全く理解されていない。拙者の餓鬼時分などは、彼達の声などは、騒音として認識されていなかった。今、ちょっとした事でうるさがられるのは、やはりある意味、大人達が劣化しているからとしか思えない。子供達は「未来の納税者」のはずだ。その育成に、今の内から前向きに理解を示し、必要な協力さえしない様では、老齢になって、自らの首を絞める自殺行為だと言う事が、少し考えれば分りそうなものだが、それができない、気がないとはこれ又「猿以下」ではないだろうか。
これら以外にも、街中での咥え煙草など、公共心の欠如とかの大きな問題が挙げられるが、一番深刻なそれは、報道家 櫻井よしこさんらがご指摘の「日本人には、防犯、防災、防疫の各面から、自分達の社会を守ろうとする意識が全然ない」事だろう。これは、個人偏重で、その不条理や不具合が全く見直されない、戦後レジームの病的な所が大きい。今の劣化を招いた日弁連、日教組の両執行部を含む左派容共勢力は、日本国憲法と戦後レジームの病理を、一切見直したくないと言う立場(スタンス)だ。これを打破しない限り、日本人の劣化は止まらないし、政治社会や教育の正常化も果たせない。我々日本人は、最低でも、又、凶悪犯罪に斃れた方々の霊に報いる為にも「今の社会のあり様は病んでいて、それを叩き直さなければならない」との強い姿勢で臨む必要があろう。
今回画像は、年数回のみ公開される、愛知・岐阜県境の、旧国鉄中央線跡にての、紅葉の様子。今年は、今月初で公開を終わり、次回は来年春の大型連休頃の見込みの様です。