Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

山本農水相を更迭せよ!

2016-11-03 18:55:39 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!冒頭から、残念な一報を申さねばならない。当地愛知のプロ・サッカークラブ、名古屋グランパスが、今日の湘南ベルマーレとの一戦に敗れ、来季のJ2リーグ降格が決定してしまった。

当地のプロ・スポーツは、野球の中日ドラゴンズもリーグ最下位が決まっており、どうも元気がない様だ。組織面、経営面にそれぞれ難を抱えているのだろうが、地域全体に、必ずしも浸透しきれていないのも一因ではないだろうか。リーグ優勝を遂げたプロ野球・広島東洋カープの様に、拠点のある地域への、更なる浸透の深化を図る必要がありはしないか。グランパスもドラゴンズも、来季へ向けては、それが大きな課題になるのではと愚考するのだが。

さて本題。つまらない不注意が元で、国会衆議院の審議が空転している。それも、たった一人の閣僚の舌禍が原因でだ。審議中の環太平洋経済連携協定TPPの衆院審議の途上、山本有二農林水産大臣が、関連法案の強行採決の可能性に言及したかどで、野党側の反感を買って審議に遅れを生じただけでなく、今月に入っての与党会合の席上、前出の言動は冗談で、それを言ったらクビになりそうに、などと失言を重ねた為に、更に野党側の反発を招き、再び衆院審議が停止するに至っている。事前に、複数の与党最高幹部より「くれぐれも、言動に注意されよ」と強い忠告が下されていたにも関わらずだ。しかも、同席の議員各位に対し、今農水省に来ると好事あり、などと利益誘導まがいの発言まであった由。

当然の事だが、現職閣僚の言動は誠に重い。国会の外と言えど、急を要する重要法案の審議中は、その言動には細心の注意が払われなければならない。できなければ野党側に多大な攻撃材料を与える事になり、前出のTPP関連法案や、同様に緊急度の高い、温暖化対策パリ協定の批准へ向けた承認も大きな遅れが懸念され、そうなれば我国の国益を大きく損ねる恐れがある。これ以上、次の世代に歴史的負荷を負わせるのは、もう許される事ではない。

安倍政権首脳陣は、山本大臣は、TPP関連法案審議の中核に位置する立場なので、辞任させるべきでないとする。本当にそうか?一度ならずも二度までも、不注意で不穏当な言動を繰り返す閣僚の力量は、必ずしも大した事ない可能性だってありはしないか。民業なら「代わりは幾らでも」の立場だろう。有能な副大臣や政務官だっていらすはずだし、農水相空席の間は、そうした未来の為の人材に頑張りをお願いすれば良いだけの話の様な気がする。むしろ、そうした方々が頭角を表す好機でさえある、と拙者などは思うのだが。

「経営の神様」とまで崇められた昭和の家電王 松下幸之助さんは晩年、今同様に混迷の状況にあった我国を「とに角、このままではいけない」と叱咤されていた。もし今、同氏がご健在なら、同じ事を仰ったろう。ならぬものは、ならぬもの。安倍政権首脳陣も、山本大臣の、自覚なき度重なる失態には、もう今までの「お友達対応」ではダメである。三度目は絶対にない。政治のプロとして完全に失格である以上、蛮勇を振るって更迭すべきだ。蓮舫民進執行部は、自発的辞任を求める意向の様だが、後々の為にも、ここは野党側要求を上回る厳しい対応で臨むべきだ。中途半端ではいけない。野党側の更なる攻撃を招くだけでなく、来年にも予想される、次の衆院選の為にもならないだろう。インター・ネットで民意が行き交う今の時代の趨勢を、少しは意識願わなくては困るのである。

今回画像は、岐阜の悪友とも折々出かける、同県東濃地区の、稲の収穫を終えた田園と、需要期を迎え、これから多忙になるJR中央西線の、長野県下へ向けての燃料輸送の様子。厳冬を迎え、風雪などの厳しい状況下でも、懸命に生きようとする多くの方々の姿が、果たして首都圏の政治家や官僚達に、身に染みて伝わっているのか、一抹の疑問を覚える光景であるのは事実です。

コメント (2)
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