コナサン、ミンバンワ!拙誕生月に当たる、2013=平成25年4月も、遂に最終日を迎えた。或いは、今回の記事を綴っている途中で、月が変わるかも知れないが、そこの所はご容赦を下されば幸いに存じます。
それにしても、今月は低温気味の寒い日が多かった。バカ陽気とも言えた、先月と丁度季節が入れ替わった様な趣である。関東で早めに開花した桜前線も、東北に差し掛かった所で速度低下。北日本にては、例年より開花が遅れる可能性もある様だ。多少の「寒の戻り」は仕方がないにせよ、どうか、先の震災にて被災した所もある北の方が、穏やかな花の時季を迎えられる様祈りたい思いも一方にはありますね。
さて、拙誕生日の前日、4/28は、政府主催で「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」が執り行われ、天皇・皇后両陛下もご出席になった由。戦後の我国の出発点とも言える、サンフランシスコ講和条約の発効に因む行事となるはずだったが、同条約発効後も米合衆国の施政下に留められた現沖縄県と鹿児島県奄美、東京都小笠原の各地区よりの反発もあって、祝いの席とする事は見送られた様だ。俺個人は、正直な所、慶事として受け取っても良いと思うのだが、特に沖縄地区の「屈辱の日」とする程の異論があるのなら、「主権回復」は引込めざるを得ない所もあるのかも知れない。ただ、国際社会への復帰は事実であり、そうであれば「主権回復へ道を開いた」節目の日として、国民市民への周知をするなどの方策があるだろう。
「主権回復」とは言いながら、沖縄県のみならず、我国本土にも、米合衆国の施政権が残る所は勿論ある。特に問題であるのが、首都圏上空に広がる、米合衆国軍横田基地関連の同軍専用の「横田空域」の問題。民間航空機の進入は許されず、為に羽田、成田両空港へ離着陸する航空機は、横田空域を迂回する為過密化の原因となり、民間機同士の異常接近ニアミスの原因ともなって、危険な状況に陥る事もままある様だ。
石原前東京都知事が、横田空域の民間開放と、ひいては横田基地の民間航空機乗り入れを強く主張していらしたのは有名な話だ。何かと批判の的ともなる前都知事だが、この問題へのご見解は正しかったと俺は思う。我国で最も航空密度の高い首都圏にあって、この様な他国の軍用空域が設定されている事自体が、最早異常なのである。国家レベルのこの問題は、安倍現政権に引き継がれて良く、安倍首相には、どうか横田空域の開放へ向け、道筋だけでもつけて頂きたい。これは、首都圏にお住まいの多くの方々の、生命の安全にも関わる大問題でもある。
これ以外にも、制定以来65年以上も見直される事のない、日本国憲法の改正問題や、本当は速やかな解決が求められる、東日本の先の震災復興と、朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致事件、靖国神社を取り巻く諸問題や、現在首相が出張中のロシア国との北方領土問題などにも言える事で、安倍政権だけで解決できないのであれば、次の政権に担わせるべく道筋をつける事が大切であろう。安倍大臣も、全ての事共を、ご自身の内閣で解決しようとお思いにならず、一定の道筋を付けて、後は次の政権に任せる位の余裕ある姿勢があって良い様に思うがどうだろう。