Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「値上げの秋」本当の理由

2007-10-05 23:39:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!10月も宜しくお願い致します。

今月は我々庶民、正直申してしまえば貧乏人にとり、極めて辛い月になりそう。
理由は・・・そうです。生活必需品の相次ぐ値上げですね。

原油高騰に端を発するガソリンを初めとする石油製品の値上げ。これで 今夏の今年最高値の更新が確実な情勢となりました。
このあおりもあって、全国のタクシー運賃が順次値上げに踏み切る模様です。
更に追い討ちをかけるが如き食料品の相次ぐ値上げ。我々庶民、正直貧乏人の味方だったカップ麺も今秋以降、順次値上げに踏み切る由。既に外食関連の店舗も価格が上昇し始めており、来年にかけ我々の生活への悪影響が懸念される所です。

食料品値上がりの直接の原因は原材料の小麦粉や豆類の価格高騰であると言われていますが、これら穀物類の天候不順による不作だけが原因ではない様です。
近年、特に中南米においてバイオ燃料が低価格と低公害性もあって人気を呼び、その原料となるトウモロコシの生産が増えて、反面小麦や豆類などの基礎食糧となる農産物の栽培が縮小、生産低下へと繋がっている様です。
本来なら基礎食糧となるはずの穀物が、産業や自動車の燃料に転化してしまっているのも困った話ですが、最大の元凶はやはり原油高。近年は特に経済成長に沸く中華人民共和国やインド共和国での需要が大きく増え、価格上昇に拍車をかけている様です。

かつて我国が高度成長を遂げた様に、今経済成長の途上にある中、印両国の事を一概に非難できる訳ではありませんが、それならばこれらの国々に先駆けて「脱・石油」への取り組みを少しでも進めるのが技術先進国たる我国のこれからの取るべき進路なのかも知れません。
統計によると、我国の年間石油消費量は1975=昭和50頃より現在までほぼ30余年に亘って殆んど一定である由。
それはそれで素晴らしい記録かも知れないが、ここは1つ繁栄を保ちつつも石油消費量を更に減らす努力を行い、その成果を世界に向けアピールできる立場を目指すのが至当ではと私は見ています。
その上で、今のバイオ燃料に対する見方は必ずしも適当ではない、食糧安保の見地よりも良からぬ影響を及ぼしかねない懸念がある事を強く世界に訴える必要があるでしょう。
勿論今の低レベルな食糧自給率も問題でしょうが、現実に基礎食糧が品薄から価格高騰している事実を把握して、可能な手だては強く打ち出す必要があるでしょう。
事態を静観しているだけでは、今後食糧を巡る情勢は更に悪化し、やがて悪性のインフレーションを引き起こす可能性も捨てきれないでしょう。*(SOS)*

P.S 今月は他に郵政事業民営化スタートを初め、様々なニュースに接しましたがそれらの事は又後日、触れさせて頂きたく思います。
コメント
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