Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

電飾文化、じわり・・・

2006-12-17 21:50:44 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!

TV報道等にてもうご存知の事と思うが特に今冬、全国各地にて電飾による夜の演出が目立つ様になって来た。北は北海道、札幌大通り公園や首都東京、六本木のそれ。西にあっては先の阪神淡路大震災よりの復興を機に開始された神戸ルミナリエ、そして当地愛知のJR名古屋駅前の毎冬のお約束電飾・・・等々年毎に規模も大きく、華やかさも増す傾向にある様だ。

この傾向には背景が2つある様に思う。1つには、今年2006=平成18年はとに角暗い事件事故が多く、その詳細はここでは割愛させて頂くが、それらの沈鬱な空気を少しでも払拭せんが為に、せめて年の瀬の夜を希望を抱ける時にしたいとの切なる願いより、もう1つは一部かも知れないが、景況が改善される兆しが見え、その希望を来年に繋げたいとの強い想いからではないだろうか。

確かに華やかな光は人の心を和ませる一方、希望と勇気を与える側面も持ち、「もう1度前向きに」との気持ちを新たにさせる効果も少しはあるかも知れない。

今はその効果を信じ、より多くの各位が生きる希望の持てる、今年よりマシな来年にしなければならないのかも知れない。おまけの画像は当地近所の繁華街、名古屋市中区、大須の電飾です。

Dscn1994

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自壊して行く地方自治

2006-12-17 09:24:00 | インポート
お早うございます。今朝の当地は曇天。
午後は回復する様ですが、寒気の南下に伴い、気温が大きく下がる様です。
折りしもインフルエンザやノロウィルスによる症状の流行が予想されます。
もうすぐ年末年始、お互いにくれぐれもご健康に参りたいものであります。

さて先日、北海道の地方都市、夕張市が来年春より財政悪化に伴う再建団体の指定を受けました。
同市はかつて、我国の主たるエネルギーであった石炭の大産地であり、街自体が石炭生産の為に存在し、整備されていた様です。
住宅地もその殆んどが石炭生産に従事する鉱山会社の社員向けの所謂炭住街。最盛期の人口は10数万に達していた様です。

それに比して、今の人口は1万数千。往時の実に10分の1にまで落ち込み、かつ人口構成は確実に高齢化しています。深刻な過疎化を生じていると言う事です。
市当局は一頃話題を呼んだ「夕張メロン」の生産や、娯楽施設の運営等で街の振興を図りましたが奏功せず、市財政の極度の悪化に伴い図書館などの公営施設の閉鎖、病院の救急対応取りやめによる医療体制の弱体化、そしてこれからの時期、住民生活に不可欠な除雪作業の頻度低下など、住民福祉は目に見えて低下している様です。

我国の国家財政も不良を抱えています。
夕張市当局は、かつての基幹エネルギー産地だった経緯より、国に対し財政支援を求める姿勢を見せていますが、国は自治体の自立を求める見地より、直ぐには応じない構えの様です。
私はやはりこの歴史的経緯から、可能な範囲で何らかの支援が必要なのではと思います。かつては石炭の産地だった近隣の芦別市や歌志内市も同様の窮状に見舞われている由。
確かに地域振興のあり方にはそれなりの甘さがあったかも知れませんが、財政面に少しでも光が射さなければ今、そこに暮らす住民の生活に大きな支障が出てしまう可能性も捨て切れません。

今、道路整備の為の自動車諸税が一般財源化に向けて見直されようとしています。
我が方にも自家用車が巣食い、納税者の端くれではありますが、かつて我国の発展と経済振興に寄与したこうした地域を救う為であれば、一定の理解をしたく思います。
又、窮状に喘ぐこうした自治体の今は、決して他人事ではないと思います。
現に財政が健全な自治体は、当地をも含め大都市圏の五指に入る地域だけ。時折各地のローカル鉄道を訪ねる事もありますが、その折に出会う汽車電車の各位は私に「大都市の近くにも過疎が迫っているぞ!」と言う不安を教えてくれている様な気がします。
この問題、やはり我が街も、我が地域も無縁ではないと心得るべきである様な気が致します。*(注意)*

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