Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日米開戦65周年に想う事

2006-12-09 18:46:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

昨日の事ですが、先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争の開戦65周年に当りますね。

1941=昭和16年の日本時間の昨日、合衆国ハワイ州真珠湾にて、当時の我国海軍機動部隊が合衆国海軍基地を攻撃、この大戦の緒戦に勝利したのは良く知られる所です。
この作戦は奇襲作戦と呼ばれ、事前の宣戦布告がなく、これが合衆国より所謂「Dirty Jap=汚い卑劣な日本人」と罵られるきっかけとなりました。
この問題は、当時の我国軍部の対応不良による所と思われ勝ちですが、実は本当の原因は、当時の外務省の不手際による所大の様です。

昨年も記事を記した、当時のこの作戦の最高責任者、海軍大将 山本五十六さんは作戦開始の暁には、必ず合衆国政府に対し宣戦布告をしなければならない旨、厳しく通達をなされていた由。
そうでありながら、ある文献によると外務省に於いて、宣戦布告の日本語原文を英訳するのに手間取り、合衆国政府に対する布告文を送るのに1時間近くも遅れ、結局は開戦後となった由であります。
更に同省はヨーロッパに於いて、ナチスこと国家社会主義ドイツ労働者党による極めて非道な弾圧に遭ったユダヤ系住民の、出国ビザ発給の独断発給のやむなきを迫られた当時の外交官 杉原千畝さんに対しても、有力な手当てをする事もなく、戦後も同氏を冷遇する結果を招いています。

日米開戦は、当時の山本長官もご指摘の様に無謀極まるものがあり、後に大戦支持に回った民間の国粋思想家 大川周明さんもその成行きを危惧する程でしたが、当時としては不可避やむなしと言った面もあったかも知れません。ただ、終戦の講和を早期にできると良かったとの想いは強く残りますね。
最近はこの日米戦を振り返る映画も、合衆国の映画監督により制作され、話題を呼んでいます。
かつては敵国だった側の方がその映画作りに際し、日本側の視点も多く採り入れて仕上げたと言われる真摯な姿勢には、私も一言敬意を表したく、又是非今日より封切られた作品を1度拝見したく思います。

それにしても近年もそうですが、外務省の不良な体質は当時からだったのか、との想いが強いのも事実。今は新党を率いる国会議員、鈴木宗男さんの近著にもありましたが、同省の不適切な対応を繰返す困った体質には、現役の安倍内閣総理大臣もいずれ手を焼くのでは、と些か心配になって参ります。
数多くの難問を抱え、絶対に転ぶ事のできない同大臣。政策の円滑な遂行の為にも、足を引っ張る事のない様願いたいものです。

P.S 安倍内閣総理大臣の自動車諸税及び道路財源に関するご見解には、私も疑問点があります。
この事につきましては近日改めて記したく思います。*(日本)*

コメント
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