鉄道自殺、あかんぜよ！

今日日中、県下の東海道新幹線にて、自殺事故が発生致しました。東京から博多へ向かっていた「のぞみ5号」が線路に侵入していた地元男性をヒットしたのです。
事故当時の速度は250Km/H、男性は勿論即死でした。沿線から遺書と認められる書付が発見され、自殺と断定されました。
良からぬ景況、そして社会情勢の為か、自殺が後を絶ちません。年間の死亡者は3万人超、交通事故犠牲者の3倍以上にも達し、自殺による経済損失は年間1兆円に達するとの試算も出ています。
勿論、一番良いのは自殺者を出さないに越した事はありません。ですが、どんなに追い詰められ、死を選ぶ止む無きに至ったとしても、鉄道自殺だけは決してして欲しくないものであります。本日の事件でも、影響を受けた乗客数は4万人近くに達し、迷惑を通り越し、打撃となった事も事実です。
大切な商談を控えたり、あるいは身内の緊急事態に見舞われ、前途を急いでいた方も少なくなかった筈。
いかなる場合も、周囲の大勢への影響を常に考える姿勢だけは失ってはならないと考えます。後処理を強いられる関係者のご苦労にも、思いを致すべきでしょう。
自死はやむを得ない場合があるにせよ、手段はくれぐれも考慮されるべきでしょう。