生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

詩の授業

2019-08-31 17:06:06 | ティーンズ
ここ数日、涼しい風が吹いて生き返るようでしたが、また蒸し暑くなりました。
8月も今日で終わりになりますが、振り返って書かせていただきます。

わたしは、教会で教会学校の奉仕をしています。ずっと小学科の教師をさせてもらっていましたが、2年半前からTEENS(中高生)の奉仕をすることになりました。

TEENSは、大人の礼拝とは別に礼拝をし、そのあとグループに分かれて、礼拝メッセージから受けたものを話し合う時間を持っています

TEENS教師は青年が多く、既婚者は数名です。
今年は青年がコイノニアで韓国に行くことになり、11日は韓国の大方教会で礼拝に与かるので、TEENS教師の10名は日本にいませんでした。残っている教師はわたしを含め、3人でした。
子どもたちは30名近くいます。いつも分かち合いをしている1時間半をどうやって使おうか……と祈って考えた末、詩を書かせてみるのはどうかと提案しました。

それでわたしが指導することになったのです。
八木重吉、水野源三、星野富弘の詩を印刷して配り、これらの詩が書かれた背景を話しました。

そのあと、わたしが書いた詩「「死なないでください」が用いられてトラクトに掲載されたこと。(もう10年以上前になります)それを読んだ方が自殺を思いとどめたこと。その方から「命が助かりました」と電話がかかってきて、文通が始まったこと。数年後、その方が洗礼を受けたことを話しました。

神さまが働いてくださったことを目の当たりにして震えるようだったと言うと、うなずいてくれた子どももいました。

その後、詩を書くように導きました。テーマは自由です。子どもたちがどんな詩を書くのか期待して待ちました。期待以上でした。
急に詩を書けと言われても……と戸惑っている子どももいましたが、ほぼ全員書いて発表してくれました。

男子は型にはまらず、ユニークな作品が多かったです。ひとりがラップ調でうたいだすと、皆もあとに続いて踊りながらうたいながら楽しい発表会となりました。

女子は信仰の詩がほとんどで、『辛くてもイエス様が一緒にいてくださるから大丈夫』という内容が多かったです。 
『嫌いなあの子の隣にもイエス様がいる』という内容の詩には、はっとさせられました。


8月の終わりに「死なないでください」の詩を再び掲載します。自死を考えている人たち、死なないでください。     

死なないでください

死なないで下さい
あなたが生まれた時
小さくてたよりない
その体を
そっと包むように抱いてくれた人がいるから

死なないで下さい
あなたがお母さんの
おなかにいる時から
あなたを知り
かたち造ってくれた
お方がいるから

死なないで下さい
すべての道が閉ざされて
何の希望も持てなくても
じっと見ている
お方がいるから

死なないで下さい
心の傷をすべて
涙の数をすべて、
知っていて下さる
お方がいるから

死なないで下さい
いとしいひとり子の命を
あなたのために
ささげてくれた
お方がいるから



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