生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

7人の息子にまさる

2016-04-01 20:00:54 | 日記
桜川の桜が咲き始めました。
土手を歩いてきましたが、風が冷たく、背中がゾクゾクしてきたので、急いで帰ってきました。

健康診断の結果でコレステロール値(LDL)が高いので、食べ物に気を付け、毎日6千歩以上は歩くことを続けています。肉の脂身は取り除き、揚げ物はほとんど食べないようにしているのにコレステロール値が上がったので、ちょっとショックでした。体脂肪率は20~21なのになぜコレステロール値が高いのでしょう……。
甘いものの食べ過ぎかもしれません。

先日、孫たちの誕生会をしました。ヒックンは3月31日で9歳になりました。弟のナルクンは同月28日生まれで、2歳になりました。
年の離れた兄弟ですが、やっと一緒に遊べるようになって、ママも少しはほっとできる時間ができたようです。

みんなでお花見がてら桜川の土手まで歩いて行きました。
そのときは、桜はまだほんの少ししか咲いていませんでしたが、子どもたちにとって、桜はあまり関係ないようです。
ヒックンは自転車を持ってきていたので、河川敷で乗りました。ナルクンは、嬉しそうに手提げバックを持って走り回っていました。
思えばナルクンは去年のいまごろ、まだ歩けなかったのです。ヒックンはずいぶん背が伸びて、一年生の時に買った自転車が、サドルをいっぱいに上げても小さいという感じです。

桜を見ると母を想います。数年前、桜が満開のとき、桜川の土手で写真を撮りました。母はポーズをとって、枝の間から顔を出していました。
井の頭公園へ母とお花見にいったことは数えきれないほどありました。
「お母さんは、来年の桜は見られないでしょうね。」と、昨年の秋に医師から言われたときは、その言葉を受け入れることができませんでした。妹は、お母さんに福島の桜を見せに行くと言っていました。かないませんでしたが……。

何でも話していた母がいなくなってしまい、娘は嫁いで遠くに行ってしまいました。(主人や息子はいるけれど)寂しいなぁーと思ったとき、「あなたを愛し、7人の息子にまさるあなたの嫁」がいるではないかと書かれている旧約聖書ルツ記の言葉を思い出して、嫁の存在を嬉しく思いました。

その言葉は、夫と2人の息子を亡くしたナオミに向けて言われた言葉です。

ルツは異邦人でナオミの嫁です。ナオミ一家はユダの地に飢饉が訪れたとき、異国のモアブの地へ行って10年過ごします。ふたりの息子はそれぞれモアブ人の妻を得ますが、ナオミの夫と息子たちが次々と亡くなってしまいます。

ナオミは嫁のルツとオルパに、実家に帰るようにすすめましたが、ルツだけは帰らず、ユダの国、ベツレヘムに戻るナオミについてきます。

そのルツが神様の計らいによってナオミの親類に当たるボアズと再婚し、生まれた子どもをナオミが抱いたとき、人々はルツのことを「あなたを愛し、7人の息子にまさるあなたの嫁」と言うのです。(7は完全数です)

ナオミは嘆きながら故郷に戻ってきましたが、ルツの存在を忘れていたのです。
でも、ルツによって幸いがもたらされました。生まれた子の孫がダビデで、イエス・キリストの家系になります。


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