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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

風のない日の花火大会

2013-10-07 20:38:23 | その他
5日は土浦での全国花火競技大会でした。天気予報では土曜日は雨のとのことだったので、延期になるかもしれないと思っていました。でも、行われることが前日に決まり、料理を準備する者としては、まずほっとしました。

花火は歩いて20分ほどの土浦めぐみ教会近くから打ち上げられます。
延期されて日曜になると、教会への出入りが13時までになってしまうし、夜の礼拝がなくなるので、できれば土曜日にやってほしいと願っていました。

花火は我が家からよく見えます。土浦の中で最も花火が良く見える場所にあるマンションではないかと思われます。夕方になると大勢の人のざわめきが聞こえてきます。

マンションの周囲は大変な混雑なので毎年外には出ず、家の中、あるいはバルコニーに出て見物です。

ヒックンとママがやってきて(息子は仕事)、料理も早めに作って期待して待っていました。

雨がやまないまま花火大会が始まりました。

最初のころはきれいに見えたのですが、半分ぐらいしか見えない花火があったりして、きれいとは言えません。(写真は最初のころ写したもの)
雨雲のせいかと思ったら、風がないので前の花火の煙が残っていて、煙の陰に隠れてしまっているとTVで説明していました。
風が吹かないと花火はきれいに見えないことを初めて知りました。

ドーンと花火が上がると「ワー」という歓声が上がるのに、今回は「あーあ」という声が外から聞こえてきます。この日のために準備をしてこられた花火師さんが気の毒になってきました。

ところが、ヒックンは少しでも見えると「ワーイ」といって、手をたたいています。花火に感動しているのです。その姿を見てはっとさせられました。

煙に隠れていても花火はたしかに上がっていて、煙の向こうでは美しい花を咲かせているのです。
目に見えるものだけがたしかな物ではないことを教えてくれているようでした。

3歳ぐらいまではドーンという音が怖くて泣きべそをかいていたヒックン。去年までは途中であきておもちゃで遊び始めていたのに。今年は、がっかりしている大人を励ますように花火を喜んでいました。



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