生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

「それは非常によかった」のに……

2007-07-07 11:57:26 | CS(子供伝道)
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今年の2月、教会で教育講演会がありました。「子供の発達とメディア」と題して児童文学者斉藤惇夫氏と小児科医田澤雄作氏が語ってくださいました。
(2月19,20日に書いています)カテゴリーCS子供伝道をクリックして読んで下さい。)

教会学校では、講演会の内容を受けて3月と4月の2回、教育主事のI先生が子どもたちに特別なメッセージをしてくださいました。1回目は3月6日に書きましたが、2回目に語られたことをまだ紹介していませんでしたので、今日紹介させていただきます。(青字がI先生の語られたこと、緑字は聖書の言葉です。)


神さまは、天と地、太陽、月、地球、海、鳥、魚、地上の動物、木、草、花、そして人間を造って下さいました。聖書の創世記に「そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった(1:31)」と書かれているように、神さまの造ったものはすべて良いものです。
ところが、良いいものが良いことのためにだけ使われていない場合があります。良いものを、悪いことのために使うのは罪です。

たとえば、手はどうでしょう? 手をつなぐと友だちになれますね。それは良いことですが、手で悪いこともできます。
車はどうでしょう? ほとんどのお友達が教会に来るのに車に乗ってきています。車があると便利ですね。でも、運転を間違うと大変なことになります。人に怪我をさせたり、死亡事故もあります。
包丁はどうでしょう? お母さんが料理をするのに使いますね。悪いことに使うと人を傷つけたり、使い方を誤ると大変なことになります。

(注:車や包丁は人間が作った物ですが、神さまが創造された鉱物などを材料としています。神さまが創造された材料を使わずに人間が作り出した物はないので、これらも神さまが造ったものといっています)

 
みなさんは、たくさんの良いものを持っています。やさしい心、勉強や運動をする力等……。聖書のテモテの手紙2には「そして、あなたにゆだねられた良いものを、私たちのうちに宿る聖霊によって、守りなさい。(1:14)」と書かれています。神さまからゆだねられたというのは、神さまがまかせてくださったという意味です。神さまが喜ばれるような使い方をしたいですね。
「神さまの下さった良いものを良いことのために使うにはどうしたらよいでしょうか?」


最後に子供たちへの問いかけがありました。


メッセージのあと話し合うと、低学年の男の子が「包丁で人を殺す」「人間の皮をはぐ」と言ったのでびっくりしました。本人は残酷なことを言っているつもりはなく、もちろん実際にやっていいことだと思っているわけではありません。このような言葉が子供の口から出てくるのは、やはりメディアの影響だと思います。

わたしたちは、神さまから与えられた物の管理者としてまかされています。神さまから与えられたものはすべて良いものなのに、いままでどれだけのものが悪いことのために使われてきたでしょう……。


アインシュタインは、1930年ごろ原子爆弾を作るもとになる理論を考えつきました。実際に原子爆弾を作る仕事にかかわったわけではなく、人の命が奪われることを望んだわけではありませんでした。しかし、その理論を元にアメリカで原子爆弾が作られ、日本に落とされてしまいました。
そのことをアインシュタインが知ったとき,彼はうめき声をあげたという有名な話があります.
神さまの与えられた物で間違った使い方をしてしまったことによる最大の悲劇ですね。


規範なき時代にあって、良いことと悪いことの判断さえつかなくなっている社会の中に生きている子供たちに、聖書から正しい規範を学んでほしいと思いました。




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