Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

夏の大冒険のしめくくりは岡山で(31節岡山戦)

2023-08-20 21:45:48 | マッチレポート23'
とりあえず皮算用から。町田、磐田、清水、山形。ここまでで4位以内は確定。あとの2枠をヴェルディ、大分、長崎、群馬、甲府の5クラブで争うという形になりそうだと見ている。その下の岡山、千葉あたりが追いついてくるようなら勢いで一気に飲み込まれちゃうだろうからもう無理だろうね。5分の2に滑り込めるかというところに対してまだいけるんじゃないだろうかという思いは冷静に見てもある。ただし「まだ」という条件付き。今が貯金食いつぶし状態であることは隠しきれないわけで、ここから実力通りに進むのならばもうとっとと今シーズンは諦めたい。1ヶ月半ぶりに生で見た大分トリニータはそれくらいに弱かった。


高木駿の移籍。今シーズンの出場機会や年齢のことを考えるとまさかと思ったけど、札幌の置かれている状況等を知るとなるほどねとなる。そしてそのオファーに飛びついた高木の選択もプロとして当然のことだと思う。個人的にはJ1の2年目くらいからプレー面では高木のことをあまり評価してこなかったんだけど、それでも前節のプレーぶりは素晴らしかっただけに「このタイミングなのか...」とは思ってしまった。ただまあ仕方ないし予測していなかっただけで起こりうることだよなとは思う。試合前に西川のチャントを繰り返したのはサポーターみんなの共通の思いだろうし、西川はこの試合に関してはその思いにプレーで応えたと思うよ。もちろんまだまだ成長は必要だけど。


「持つ」「握る」以上のビルドアップが出来ない。リーグ戦70試合以上を費やしてこの状態なので今のコーチングスタッフではもうこれ以上のビルドアップは仕込めないと思う。37分くらいに我慢強く後ろで回しながら西川→長沢のミドルパスを入れたシーンがあった。そのパスはインターセプトされそのまま最短距離で最前線のチアゴ・アウベスに繋がりシュートを受けるという流れになってしまった。個人的にはこのプレーを境にビルドアップに勇気がなくなったなと感じた。おそらく多くの選手が「ひっくり返されるの恐いな」と思ったんじゃないかなと思う。そしてそこから期待感がどんどん薄れていった。でも先制されると後がなくなるからまた攻勢に転じる。結局ビルドアップなんてメンタルに左右される部分が大きいんだと思う。強がりでいいから自信満々にスコアが動く前から積極的に動かしてほしいと思う。そういうのが見たいよ。前半にオフサイドで救われたプレーがあったけど、映像で見ると全然オフサイドじゃないし、誤審というスーパーラッキーがあっても勝ち点1すら取れないのは本当に弱いと思う。



也真人の復帰と鮎川は生で初めて見た。也真人がビルドアップに絡んだ時は可能性を感じるだけにノムと也真人で何とかしてくれないかなというもう完全なる個人頼み。鮎川は前節ゴールもこの試合はまた沈黙。悪くはないと思うけど全て新太でも出来そうなプレーばかりで期限付き移籍ということを考えるとわざわざ新太をベンチに回してまで使うレベルの選手かなと今のところは思っている。裏切ってくれると嬉しいけど。



飲水タイム中も通訳を交えてペレイラに強めに色々と要求していた新太。報われてほしい選手。



試合中のフラッグ。ピクリとも動かない全くの無風で本当に暑かった。暑さも影響したとは思うけど、岡山との対戦はいつも渋いというかしょっぱい試合になるよなーと。















あまりの熱さに辛い方のキーマカレーを注文してしまったけど、これがうまかった。岡山のスタグルは品数も多くて「わぁー」となるけど、いつも行列の長さで「はぁ..」となってしまう。


この日は日本海側から岡山入りしたのでお昼は鳥取で岩がきを食べたんだけどこれがめちゃくちゃうまかった。夏の日本海側は美しいところばかりでドライブしていて本当に気持ち良かったし、山陰にももっと行きたい。ガイナーレ鳥取様におかれましては山陰の雄として一刻も早いJ2昇格をお待ちしております。



ここからは遠征記。試合は全く関係ありません。


夏はここ数年帯広に行くことが多いんだけど、今年は休みの最後に岡山でアウェイゲームがあったので何とかうまく組み込めないかなと頭を悩ませ、前から一度やりたかった北海道フェリー遠征を敢行。どちらも新日本海フェリーで行きは敦賀→苫小牧、帰りは小樽→舞鶴と「旅は一筆書きが至高」の信念を貫いた我ながら素晴らしい行程だった。


船内は思ってたよりもかなり豪華だった。特に行きの「すずらん」はまだ新しいのかとてもキレイだった。


ベッドはこんな感じでまあカプセルホテルみたいな感じ。たまたま行きも帰りも向いに人がいなかったので極めて快適だった。事前に酔い止めを飲んでおけば船酔いもすることなくとても楽しかった。


途中で北向き航路と南向き航路がすれ違う。


海に沈む夕陽が本当に美しかった。


ごらんあれが竜飛岬 北の外れと


船内のレストランで食べたイカ丼。カップラーメンくらいしかイメージしてなかったので海の上でこんなにうまいものが食えるのかとちょっと感動。


下船したらすぐに運転なのでビールは午前中に1本のみ。


北海道に向かう船の中でゴールデンカムイを観るのは気分が上がるのでおすすめです。


今年のインターハイは北海道開催。北陸エリアの高校生がたくさん乗っていて下船前には船内放送で激励されていた。部活のメンバーと船旅とか最高に楽しいだろうな。




総移動距離約4,000kmの壮大な冒険の最後がこんな試合になるとはね。まあ、試合の結果で旅の成否が決まるわけじゃないし、そうしないようにとは思っているけど、なかなかうまくは割り切れないもんだよね。
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