Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

勝ち点84ペース

2022-04-21 22:32:06 | トリニータ
昨晩は不甲斐ない敗戦への怒りのままに世に文章を放つといういつも通りのことをしたわけだけど、今日仕事中に色々と考えているともう少し整理しておきたいなと思うところが出てきたので2日連続更新。いやプレビュー記事も書いたから3日連続更新。


今シーズンの大分トリニータの目標勝ち点は84、そして自動昇格。目標設定は極めて合理的かつ的確だと思う。勝ち点84は毎試合勝ち点2を取り続ければ達する数値だけど、勝ち点2はないので3試合を2勝1敗でいけばいい。ものすごく都合良く切り取ると琉球戦からは◯◯×◯◯×なので目標達成ペースで来ているわけで金沢戦の敗戦をことさらに重く受け止める必要はないのかなとも思う。次節栃木戦が終ると12節消化で勝ち点18。つまり目標ペースから勝ち点6遅れている状態。千葉戦からの残り30試合(3試合×10セット)を2勝1敗ペースでいくと勝ち点は78で終ってしまう。ということは10セットのうち2つは3連勝が必要なわけで、残り30試合を22勝8敗で勝ち点84に到達することになる。あまりマクロ的な見方をせずに3試合ごとに分解して見ていけば出来なくはないとも思うけど、今のままじゃ絶対に無理だなという思いも強い。


琉球戦からのここ6試合は目標達成ペースである一方で2試合の敗戦(ヴェルディ、金沢)には明確な共通点がある。

・前の試合から中3日
・前の試合からスタメン変更なし
・先制点を奪われている

前の試合から1週間空けば準備期間も取れるし体も休められる。選手が能力を100%出し切れる状態なら勝てるけど、連戦になると極端に能力の発揮度が落ちると考えるのが妥当だと思う。

29.6歳

昨日のスタメン11人の平均年齢だ。主力の高齢化はこのブログでも何度か触れてきたけど、結局監督が代わってもその傾向は変わらず。成豪→ノムでむしろさらに平均年齢は上がった。他のチームまでは調べてないけど、この29.6歳という数値はかなり高い方だと思う。さらにずっとこのスタメンが続いたとして8月25日に長沢が誕生日を迎えると平均年齢は30歳に到達する。自分もおじさんなので年齢だけで語られるのが気持ちのいいことではないことは分かってはいるけど、上記の共通点の要因として年齢による回復力の遅さは無関係ではないと思う。


「選手の耐久性は把握した」という下平監督の目が節穴なのか、より回復力に優れているかもしれない年齢層の選手が練習場で監督を納得させるプレーを見せられていないのか、課題は一つじゃないだろうけど、そんな不安を抱えたチームには試練とも言える連戦が目の前に迫ってきている。H栃木(中2日)A千葉(中3日)H大宮(中3日)A山形の4連戦。この4試合全て同じスタメンでいくなんていう常軌を逸したことはしないと思うけど、やっぱり必要なのは戦力の底上げじゃないかなと思う。あえて名前は挙げないけど、レギュラー争いに食い込んできてほしいと思う選手は何人もいる。ここを乗り越えてもまだ中3日の試合は6試合も残っている。シーズン前から分かっていたはずだけど、現状では何の対策も練られていないのと同じだから早く何とかしないと。


試合に負けるたびに思い出したように選手の口から発せられる「危機感」というワード。チームとしての危機感もさることながら、選手個人としての危機感は感じにくい状況になりつつある。いまチーム内に醸成すべきは個人としての危機感。「あんなヨタヨタ走ってるおっさん出すくらいなら、オレを使え!」という選手の台頭に期待したい。
コメント (2)
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