Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

指原さんの援護射撃も空砲に(35節ガンバ大阪戦)

2021-11-08 01:52:09 | マッチレポート21'
ここ数年で多くの大分サポーターが最も待ち望んだと言っても過言ではない指原さんのご来場がついに実現。それもチームを鼓舞するのにこれ以上ないタイミングだった。この波に乗れないところが今シーズンのチームの弱いところだよな。本当に多大すぎる貢献をしてくれている指原さんに喜んでほしかった。


生の指原さんを初めて見た。しゃべる内容とかさすがだなって感じだったけど、アレは気が遣えるとかそういうレベルじゃなくて、てっぺん獲ったことのある人にしか出来ない全方位外交だと思ったよ。想像を絶する数のアンチと戦ってきた歴史がなせる業だよ。ま、指原さんが推しメンとして今日メンバー外だった怜さんと司を挙げた時点で試合の結果は見えてたように思うよ。指原さん、これからも大分トリニータといい関係を築いてもらえると嬉しいです。


今日の結果で非常に厳しい状況に追い込まれたわけだけど、遡ると徳島戦で守りの姿勢に入ったことが全ての元凶だと思う。アグレッシブに攻める姿勢でやっと良くなってきたと思っていた矢先に自らまた殻に閉じこもるという判断をしてしまい、そこから3試合で勝ち点1しか取れなかった。春先に降格圏に沈んで以降一度も残留圏に浮上したことのないチームがよくも「まずは失点しないこと」とか普通のこと言えたもんだよね。そりゃ勝てんよ。これだけ負け続けてきたチームが這い上がるには普通のことしてたって上がれるわけないじゃん。もちろんまだ残る可能性もあるけど、何だか自ら幕を引いてしまったような印象で本当に残念。


夏の加入後初めてと言っていいくらい呉屋の動きにキレがあり、そしてチーム全体も也真人が戻ってきたことでどんどん前に仕掛けていけた結果としての前半の2ゴールだった。香川の逆足クロスとかこれまでだったらあんまりやってこなかっただろうし、片野坂さんが最も推奨してこなかったであろうまずは中に入れてみようよ、まずはシュート撃ってみようよ、の典型のようなゴールだった。狙って事故を起こしにいくのもサッカーだと思うよ。本当にこの部分はずっと不満に思ってきた部分。


そして問題の後半。もうあまりにも定番になり過ぎた相手の立ち位置チェンジに対応出来ずに巻き返された上に、選手交代も全てが悪手。これじゃ勝てんよ、残念だけど。まず長沢。前節の記事で明確にどこがダメか指摘したけど、やっぱり今日も出た。58分40秒のシーンでまたもや何も考えずにバックパスで戻し、チーム全体で作り出した前への推進力を長沢一人が全力でブレーキを踏んでいる印象。帰宅してDAZNで確認したら解説の人にも指摘されててさすがにアノ人に指摘されるようではもうダメだよ。そしてそんな選手を追加点が絶対に必要だった後半頭から投入する片野坂さんのセンスはさすがに疑うよ。それとこれもずっと指摘しているけど、片野坂さんは選手交代の準備をしている時に失点することが本当に多い。今日も決勝点はペレイラとノムを準備している最中に与えたPK。データがあるわけじゃないけど、結局動くのが遅いんだよ。それとそのPKを与えた刀根のハンド。天皇杯磐田戦でもエリア外でPKにはならなかったけど、同じようにシュートブロックにいってハンドを取られている。あれからほんの10日くらいで反省が全く活かせていないし、それよりも片野坂さんに言いたいのは勝ちにいく、点を獲りにいくなら小出を残して刀根を代えるべきでしょう。まあ、その前に山見のドリブルに対して三竿のディフェンスも軽すぎるし、カウンターを食ったあのシーンはファールしてでもゴールから遠い位置で止めるべき。


これも何度も言ってるけど、片野坂さんは「練習場では一流、スタジアムでは二流」。もうまさにこれを痛感するような試合だった。今シーズンの最終順位がどうなるかは分からないけど、来シーズンどのディヴィジョンで戦うにしてももう片野坂さんは代えるべき。6年間で本当にいい思いもたくさんさせてくれたし感謝してもしきれないくらいだけど、6年で1つのサイクルが終るということでいいと思うよ。我々のクラブ規模からしてJ2に戻ることは何ら恥ずべきことでもないし、また新たなサイクルを始めるだけの話だ。片野坂さんにはもしかするとお金の面で苦労させたかもしれないから、来シーズンはそんな心配のないクラブで指揮がとれるといいですね。









コロナ禍にも関わらず今シーズンはこれでホーム4試合目の参戦となった。そして2015年の町田とのJ2J3入替戦以来2,163日ぶりにホームで負けた。こんなに弱いシーズンにも関わらずここまでの3試合が1勝2分だったというのだけでも奇跡みたいなもんだからそろそろ負けるだろうとは思ってたけどね。仙台戦から3週間で5試合全て現地に足を運んだわけだけど、さすがにこの連敗で気持ちは一気に冷え込んだ。鹿島戦はもう試合を見たいというモチベーションは極限まで下がっているんだけど、2ヶ月ぶりの子どもとの遠征の約束なのでそれだけは絶対に実行したいからとりあえずは行く。最終節まで全て行く準備はしてたけど、ホーム最終節は消化試合になりそうだし、日立台も去年2回行ったからもういいかな。


ここからはも来シーズンの契約について選手への通知が始まる時期だ。それもあってか何かフンワリと負けたなみたいな試合が増えてくるのもこの時期の特徴。出場機会について不満を持つ選手も多いだろうし、ディヴィジョンが下がれば移籍を考える選手も当然いる。ま、いま考えても仕方ないからその辺りのことは情報が出てきて、諸々が決まってから書きますかね。
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