Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

負けてたまるかよ(8節神戸戦)

2021-04-08 00:26:59 | マッチレポート21'
転勤になりまして、4月より湖国の人となりました。とは言ってもまだ新居に入れないためホテル暮らしで、今日も大津のホテルから神戸に行ってホテルに戻ってきたという状態。滋賀って関東の感覚で言うと茨城。東京(大阪)からの距離だったり、大きな湖があったり、JRAのトレーニングセンターがあったりと共通点も多い。つまり滋賀から神戸って茨城から横浜まで行くような感覚なので、同じ関西圏内とは言えちょっとした遠征感覚。ただ新快速に座っていれば1時間くらいで帰ってこれちゃうし大したことないけどね。それよりも問題は別の話で、転勤についてはそういう会社なのでどこに行かされようが構わないんだけど、新しい職場は土日休みじゃないためサッカー観戦的にはかなり厳しい状況になりそう。今日はたまたま平日開催だから観に行けたけど、今後のことを考えるとはちょっと萎えてしまう。この状況はちょっと予想していなかった...


ということで個人的には新年度から環境が激変なんだけど、それでもトリニータのシーズンは続いていくわけで試合の方へ。残念ながら4連敗。苦しい状況は続いている。

失点については、もったいないの印象。今日は神戸のSBにボールが入った際の対応者はシャドーの2人という決め事があったと思われる。だからあのシーンもクロスを上げた選手に一番近かったのは怜さんだけど、受け渡すように也真人に任せたけど距離も遠くプレッシャーをかけることが出来ずに楽な状況でクロスを上げさせてしまった。その前にも神戸の左から右に大きく振られた時に中に絞り過ぎてた新太が長い距離を走らされるシーンがあった。立ち位置の部分を整理出来ていないうちにやられてしまった失点でもったいなかった。十分に人数は足りていたし、あそこは臨機応変に怜さんに前に出てほしかった。もちろん古橋の入り込み方もうまかったけど。


その後は神戸が意図的にプレスの強度を弱めボールを握る展開が続いたわけだけど、この状況をどう捉えるかだよね。個人的には神戸が楽々受けきれていたとは思っていなくて、連戦のコンディションの中でそうせざるを得なかったんじゃないかな。神戸も基本的にはポゼッションしたいスタイルだと思うけど、前川黛也、菊池流帆、小林友希の後ろ3枚がこぞってビルドアップの質が低くてちょっとプレッシャーをかけるとほとんどボールを捨ててくれた。神戸が引いたというよりもボールを保持出来なかったというのがこの試合の展開の大半だと思うから、うちが持たされたというわけではない。ただシュートにまで持ち込めていないことも事実で、そこは明確に改善が必要だ。後半になってボールを動かし続けた結果としてスペースが生まれてくればクロスまで持ち込めたり、深い位置まで侵入出来たりもするけど、それを待っているようではやはり勝てないし、能動的にゴールを奪うことは出来ないと思う。もっと勇気を持ってシビアなコースにパスを打ち込んだり、単純に1対1の勝負を仕掛ける必要があると思う。相手陣内に入ってからはやはり臆病だなと思うことが多い。その解決策が野村直輝の復活であってはこのチームに未来はないと思うから、そこは前線の選手を中心にチーム全体が強い気持ちを持つことを期待したい。


ただ焦る必要はないと思ってる。8節が終わってギリギリ残留圏内というのは決して予想外というわけではないと思うんだよ。周りを見渡してもガンバを除けば予想通りのメンツばかりなわけで。予想外に飛び出したのは徳島くらいだけど、徳島の3連勝だって横C、清水、仙台だから決した大それたことをしてるわけじゃなくて直接対決をキッチリと取っているだけで、先週も書いたけど我々もそれが出来れば何の問題もない。ちなみに昨シーズンも序盤に5連敗を喫したわけだけど開幕戦を除けば実質シーズン開幕戦となった鳥栖戦から数えて4試合目から5連敗だった。今シーズンもガンバ戦がなくなったため4試合目から同じように連敗が始まっている。個人的には昨シーズンの連敗と比較すると今シーズンの方がずっとましな状態だと思ってる。やることなすこと雑で意図を感じずに失点を重ねていた昨シーズンよりもずっと丁寧にやっていることに好感が持てる。自分もそうだったけど、降格がないレギュレーションでやっていた昨シーズンは事態を重く受け止めなかっただけで、やっていることは昨シーズンの方が遥かに悪かった。そういう意味では選手たちもよりプレッシャーに感じるであろう今シーズンの方が前向きにサポートしていきたいと思うわけだ。







ネガりたい気持ちは本当によく分かるし現実に4連敗というのはそういう状態だと思うけど、この北斗の表情を見てグッとこらえようよ。動いて、受けて、前向いて、散らして、大きく振って、球際戦って、最前線までプレッシャーに行って、本当に素晴らしいパフォーマンスだった北斗。試合が終わると先頭で、そして最も悔しさを滲ませてサポーターの前に戻ってきた。悔しさとかって外に出すことが一番大事かというと必ずしもそうとも思っていないんだけど、今日の北斗の表情は何がなんでも連敗を止めたいという強い気持ちが結果に繋がらなかった悔しさが自然と表情に出ていたと思うよ。あんな素晴らしいプレーを見せてくれた北斗が報われないようじゃダメだと心の底から思った。もちろん同じように強い気持ちで臨んでいる選手は他にもいると思うけど、北斗みたいな選手がいる限りこのチームは絶対に大丈夫だし、信じていこうと思ったよ。

負けてたまるかよ。




ただ今日のハイライトはアレだね、井上潮音がプレッシャーに来る度にドリブルで抜いていく羽田健人、コレしかないよね。何度もヒヤッとしたけど、前半だけで3回は華麗に抜き去ってたよね。小出もそうだけど、ああいうトリッキーさ嫌いじゃない。
コメント
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