Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

丁寧にサッカーをしています(28節川崎戦)

2020-11-25 00:11:15 | マッチレポート20'
押し込んで、チャレンジして、セカンドボールを拾ってを繰り返していた前半22分頃に実況の下田さんが発した「丁寧にサッカーをしています」という言葉は片野坂さんの作るチームに対してのこれ以上ない賛辞だったんじゃないかなと感じた。8月にアウェイで対戦した時には文字通り手も足も出なかった川崎に対して、しっかりと対策を立ててそして選手たちに自信を持たせてピッチへと送り込み、そしてアウェイでの対戦の頃を思うと信じられないような自信に満ちたプレーぶりでチャンピオンチーム(もう間違いないでしょう)に対して堂々と渡り合った。そして日本サッカー界に対して「大分ここにあり」を見せつけるように勝利を摑み取ってみせた。「丁寧に」という言葉は時にいい方向に働かないことがあることもよく分かっているけど、この試合に関しては「丁寧にサッカーをした」以上に当てはまる言葉はなかったように思う。


セレッソ戦のキックオフまであと19時間しかないので、今さらそれこそ「丁寧に」試合を振り返っても仕方ないので、まあ思ったことをざっと書いていきますよ。


先週の水曜日の川崎とマリノスとの試合を観ていて、コンディション面でアドバンテージがあること、ジェジエウが出場停止になったことで勝てるとまでは思えなかったものの、アウェイでの対戦の時よりはちゃんとしたゲームが出来るのではくらいには思っていたけど、本当に勝ちきってしまうとはね。ただ結果も大事だけど、特に前半の数的有利な状況になる前にもちゃんとチャンピオンチームを押し込めていたことが重要なんじゃないだろうか。アウェイでの対戦時にはほとんどボールを前に進めることが出来ずに、よく0−2で済んだなという内容だった。その試合でも先発した小出はビルドアップ時に決定的なパスミスを犯し試合を決定づけてしまっていたけど、あれから3ヶ月半、このチームに見事にフィットし決定機を作り出し素晴らしいプレーぶりだった。もちろん良かったのは小出だけじゃないけど、小出に代表されるようにシーズン中に選手を成長させながらチームの順位を押し上げていく片野坂さんの手腕には信頼感しかないわけで、今シーズンはおそらく10位くらいでフィニッシュしそうだけど前のシーズンよりも順位は落としていながらも次のシーズンに対してはまだまだ期待感を積み上げても応えてくれそうだという思いしかない。去年はFC東京と川崎にはダブルを食らい、そして率直な感想としてこの2チームには勝てそうにないとしか思えなかったわけだけど、今シーズンはどちらにも見事なゲーム運びで勝つことが出来た。順位だけでないチームの成長はこういうところにも表れてきていると思う。


手集計なので若干の誤差はご容赦いただきたいですが、今シーズンここまで27試合のリーグ戦を消化して2シャドーの組合せは何と18パターンもあった。もともと選手層の最も厚いポジションでありながら、達也や井上健太という専門外の選手の起用も多かったため、毎試合のように異なるメンバーが起用された。しかしこの試合の也真人&野村がこれまでの組合せの中で一番良かったのではと思えるくらいにPK獲得シーンだけでなく躍動していた。ちなみに也真人&野村の組合せはこの試合以外だと18節のホーム広島戦、21節のアウェイマリノス戦とここまではいずれも内容も悪く敗戦というどちらかというと結果は残してこられなかった組合せ。しかしこの試合ではベストパフォーマンスと言ってもいいくらいの内容だった。こんなところにも片野坂さんが毎試合のように悩んでいるだろうことがうかがえるし、逆に言えばまだまだ改善の余地も残していると言うことが出来ると思う。


ダメだ、眠い。とりあえずセレッソ戦始まっちゃうのでこのまま投稿しちゃう。後から書き足りないことをもし思い出したら追記する予定(は未定)。記憶と印象が新鮮なうちに書かないとやっぱダメだな。こんなにも素晴らしかった試合をこんなにも適当に振り返ってしまって自分で自分を殴ってやりたい気分。次からちゃんとします。
コメント
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