Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

デンソーカップ チャレンジサッカー

2017-02-20 00:29:45 | トリニータ


デンソーカップ チャレンジサッカーを観に刈谷へ出撃。日本全国の大学サッカー界の好選手が一度に観られる見本市的な素晴らしい大会。出来れば1泊して2日ほど観たかったけど、まあそんなに好き放題は出来ないので、最終日の今日だけで全日本、関東A、関東B、関西と4チームが観られた。



全日本選抜は何と言っても岩武くん。高校時代の活躍からこれくらいは十分に予想出来たとはいえ、それでも順調なステップアップぶりだ。今や多くの好選手を輩出する大学サッカー界の選抜チームで堂々と右SBのレギュラーポジションを獲得。本当に素晴らしい。












チーム戦術と思われるけど、あまり頻繁にSBが上がることはないため、最終ラインに張り付いてる時間が長かったけど、非常に堅実でディサロや鈴木国友といった個性豊かな関東Aのアタッカー陣とバチバチにやり合っていた。高校時代よりも体も少し厚みが出た感じがあるけど、相変わらず体幹がしっかりとして相手の寄せに負けない強さを90分通して見せていた。

これだけの注目選手が集まる大会なので、Jクラブのスカウトもかなりの数が来てる。今日分かっただけでも宮さん(FC東京)、慎吾(京都)、寺川(新潟)と大分に縁のあるスカウトも多く来ていた。ここ数年の明治の最終ラインでレギュラーだった選手、デンチャレでレギュラーだった選手を見れば、岩武くんもまず間違いなくかなりのJクラブから注目されていると思われる。


ちなみに同じ全日本選抜で逆サイドの左SBの小池裕太(流通経済大・2年)を比較対象にしてみると、新潟ユース出身の2年生で昨年鹿島に特別指定され、ルヴァン杯で既にプロデビュー済み。岩武くんと重なる部分が多く、普通に考えると岩武くんが今年もうどこかの特別指定として登録されてもおかしくない。理想を言えば、大分に帰ってきてほしいけど、こういう時に九州にあるクラブはとても不利だ。そして多分うちよりもずっといい条件を提示出来る、いい環境を提供出来るクラブからも声がかかるだろう。心の準備はしとこうと思う。

岩武くんは今大会のベスト11は逃したものの、この後のドイツ遠征と日韓定期戦のメンバーには選出されていた。今年の夏はユニバーシーアード。このまま順調にいって、是非とも日の丸を付けて戦ってもらいたい。






抜群のバランスだった重廣卓也(阪南大・3年)と柴戸海(明治大・3年)のダブルボランチ。特に重廣は広範囲に動き回って存在感がかなりあった。インカレでも見てたけど、こんなに戦える選手だと思わなかった。この2人は早々にプロ入りが発表されるでしょう。何の情報もないけど、柴戸海は甲府か仙台に決まる気がしてならない。





途中投入で劇的な決勝ゴールを決めた鈴木国友(桐蔭横浜大・3年)。その勝負強さはもちろん素晴らしいんだけど、そのゴールよりも少し前に左サイドで最終ラインにコンバートされてた柴戸海をドリブルでちぎったシーンの方が印象的だった。動ける183cmは魅力的だ。


優勝が決まって喜び爆発の関東A。きっとオレたちだって全日本でやれる力はあるっていうプライドの証明みたいなもんだったんだろうね。




第1試合は関西−関東B・北信越の一戦。後半はやや消えてしまったものの、前半は完全に石川大地(桐蔭横浜大・3年)の独断場だった。



大分U15出身の野口航(筑波大・3年)もボール際のトリッキーなプレーでスタンドをわかせること数度。



関西選抜で気になったのは末吉塁(大阪体育大・2年)。末吉に塁と大分サポーター的には親近感を感じる名前だけど、スピード豊かな左のサイドアタッカー。



一昨年のインカレで初めて見て、その雄叫びスタイルはすっかり定着した感があるけど、1年の時と比べると少しスケールダウンした感じがある菊池流帆(大阪体育大・2年)。ベスト11にも選ばれてたけど、途中出場した今日の3位決定戦ではイエローをもらった後にちょっとトーンダウンしちゃっててあまり良さが出てなかった印象。スタンドの反応もちょっと失笑気味になってるのが気になる。


ということで今年ももう少しすれば大学サッカーも開幕。4月からはどこに住んでるか分からないので、どこのリーグが観られるか分からないけど、今年も大学サッカーに注目してる。
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