Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

シャムスカへ感謝、惜別の一発、深谷友基(18節浦和戦)

2009-07-19 23:25:57 | マッチレポート09’
106試合。

深谷がシャムスカ政権下で出場した試合数。最後の半年を休んでいたわけだから、3年半でこの数字はいかにシャムスカが深谷を信頼していたかの証。

そのシャムスカが解任された次の試合で深谷が復帰することは皮肉以外の何物でもない。


あのヘッドは深谷のシャムスカへの想いが詰まっていたように感じた。

もちろんゴールだけでなく、中央でクロスを跳ね返す深谷の存在感はやはり頼もしい。また次節から3人は揃わなくなるが、深谷の気持ちの入ったディフェンスでチームを引っ張っていってほしい。

試合についてはまるで去年の試合を観ているようだった。

あのワクワク感のなさこそが去年の強さの証明。夢生や家長が輝きづらい展開こそ大分のペース。

浦和のビルドアップ時、SBに入ったボールに前の3人がサボらずにチェックにいったからこそ、SHへのアプローチは大輔、慎吾が行ける。だから少々無理にクロスを入れられても中ではDFが余裕を持てる、そして跳ね返せる。

ただ今後、残留するためには爆発的に勝ちを重ねなければならない状況で昨日のような展開がいいのかは分からない。ポポヴィッチがどういうサッカーをしたいのか、ガンバ戦は怖くて楽しみ。

失礼かもれしれないが、昨日の意外な収穫は宮沢だったように思う。見事なミドルシュートは、元々あれくらいやれる選手なんだろうけど、守備で頑張る姿が特に目に付いた。しつこく体を寄せて、相手に自由にさせないディフェンス。攻から守への切り替え時に相手の速攻を未然に食い止める危機察知能力。もっとエジとコミュニケーションをとって役割分担をしっかりとすれば宮沢の良さがもっと出ると思うし、そうすればポジション固定でもいいんではないかとすら思った。次も期待したい。

新加入選手とはこんなにもスタジアムの雰囲気を変える力を持っているんだと思わせたフェル。ただ個人的には守備時のウェズレイ級のサボりが気になりました。夢生や家長が頑張っていただけに。

新監督が昨日の試合を観て、「寝ている選手がいた。」とコメントしていたらしいけど、いわゆるオシムの系譜を継ぐサッカーを目指すのなら、確実に必要のない選手になりそう。まだコンディションが上がってきていないだけと思いたい。





昨日は正直、行く前はもう10時間も運転するのはしんどいなと思ってました。途中、連休の影響で35kmの渋滞にハマった時はまだ大阪だったから引き返そうかとも思いました。

それでも行って、本当に良かったと試合後に思った。

勝つことってこんなに嬉しいもんなんだということを忘れていた。

ただ覚悟は決めていたはずなのに、勝つことの喜びを思い出してしまったから、「その時」に対する恐怖感が増した気がするのは、きっと気のせいではないと思う。
コメント (4)
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