チャノキの花

　チャノキ、茶の木。もっと判り易く云えば、お茶の葉を採る木。そのチャノキの花。山茶花（ヤマチャバナに非ず。サザンカ）が咲き出す今がお茶の木の花の咲き時。花弁が小さく蕊だけが目立つお茶の木の花は、同類の椿や山茶花に比べても地味で目立たない。恩田の森では農家の生け垣や畑と小径との境に植えられている。かつては自家用の茶葉を採るためのものだったのだろうが、今ではその葉を摘む姿を見たことはない。