遅すぎたライッコネンの勝利

 待っているとタクシーは来ない。傘を持って出かけた日には降らない。見なかったレースに限って面白い。まっ、世の中そんなものである。

 年間20戦欠かしたことのないF1(TV)観戦だが、柄にもなくこのところ忙しい日々が続いている郷秋<Gauche>、さすがに昨夜はくたびれ果てており、予選結果を確認して「今日はハミルトン。ベッテルもポイント圏内までは来るだろうけれど表彰台は無理。ライッコネンの今シーズンは結局優勝なしで終わるか。小林は今回もノーポイントだな。アロンソ優勝の可能性もあり。だとするとベッテルとポイントランキング逆転か?」と思いながら、見ずに寝た。

 朝起きてびっくり。郷秋<Gauche>の予想はことごとく外れた。トップ快走のハミルトンはまさかのマシントラブルでリタイヤ。ベッテルはなんと三位まで上り詰めた。ライコネン、復帰後初勝利。でも遅過ぎたね。もう逆転するだけのレースが残っていない。小林もびっくりの6位で8ポイント獲得。でも来季のシートはリザルトではなくてスポンサーで決まる厳しい現実。アロンソ2位でベッテルに3ポイント詰め寄るもその差は10ポイント。残りは2戦。

 見なかったレースに限って面白いのだ。まったく残念なことをしたけれど、お陰で残り二戦が消化試合ではなく、ファンにとっては「楽しい激戦」となりそうで嬉しいぞ。頑張れ、アロンソ!


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、郷秋<Gauche>の「旅の友」(一昨日、東北新幹線下り列車中で撮影)。音楽と紙に印刷された本。タブレットPCを取り出すような「無粋」なことは、郷秋<Gauche>はいたしません。って、したくても持っていない(^^;
 えっ、ビールの缶はって?写真には写らない窓際においてあます。どうぞご安心を(^^)

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